ブランド品の買取において「アパレルは高く売れない」というのは基本です。
ですがアパレル系のブランドの中でもかなり高く売れるのがモンクレールのダウンです。
「MONCLER（モンクレール）」はダウンをメインに販売するフランス発のファッションブランドです。
基本的にブランド品の衣類は高く売れないのが定説ですが、モンクレールのダウンに関しては「平均査定金額3万円以上」とかなり高い金額で売ることができます。
このページの目次
モンクレールの買取で気を付ける点や高く売るコツ
まずモンクレールの買取で気を付ける点などをまとめました。
「こんな時は買取できない」などの例であったり「高値で売るときのコツ」なども紹介していきます。
国内正規品ともに並行輸入品ともに買取可
モンクレールは正規品と同様に並行輸入品もとても多く流通しています。
基本的には並行輸入品でもほぼ同価格での買取が可能です。
正規品の場合は品質管理タグのところに「株式会社モンクレールジャパン」というタグが別で付いています。
正規ブティック以外でも、正規品の販売代理店であれば同様です。
このタグがないと「並行輸入品」と見分けがつくようになっています。（※販売元の名前が途中で変わったため、昔の品は「ペッパージャパンコーポレーション株式会社」となっています。）
ただし「並行輸入品だから」といって安くいわれる場合もある
基本的に並行輸入品だからといって、正規品と同じ相場で売ることができますが、中には「並行輸入品は安い」と言ってくる業者もありますので注意しましょう。
その場合は別の買取業者を選んだほうが良いと思います。
ただし並行輸入品が非常に多く流通している低価格なモデルなどは、人気のモデルよりかなり買取率が悪いという場合はありえます。
需要期前の秋から冬前までが一番高い
モンクレールのダウンジャケットの場合、需要期の前である「10月-12月くらいの期間で売る」のがもっとも高く売れる方法です。
金額的には1万円-2万円程度は変わると思っていただいてよいかと思います。
とはいえ実際には冬が終わった時期に売りに出される方が一番多いです。
この時期は買取業者としても売れないし在庫も多いという状況になっているので査定は伸びづらいです。
シーズンが終わってから売るよりはシーズン中か、少し待って夏以降に売ることが高く売るのにはおすすめです。
モンクレールを売るのにおすすめの買取店は？
モンクレールを売るのにおすすめの業者はできるだけ海外などにも販売経路を持っているところがおすすめです。
モンクレールは世界中で人気があるため、販売経路が多い業者がもっとも高値を付けてくれます。
コメ兵
数多くあるブランド品買取店の中でも最大の規模を誇る最大手が「コメ兵」です。
全国各地に店舗があり販売力がどこよりも高い上に、社内の買取データベースをしっかり構築しているため、店頭買取でも宅配買取でも相場に応じた最適な高額買取が可能です。
商品知識に関してもどこよりも豊富なため、モンクレールのダウンにおいても定番品から別注品などの珍しい品までどんなものでもしっかり査定してくれます。
全国どこからでも利用でき、送料手数料一切無料の宅配買取にも力をいれていて、買取に出すならNo.1のおすすめ業者です。
バイセル
バイセルはブランド品をはじめ衣服や骨董品などを取り扱う出張買取の専門店です。
インターネットから申し込みで全国どこでも自宅に出張してくれて、専門の査定員が目の前で大切な品物を査定してくれます。その際にかかる費用は一切無料で利用でき、査定だけの利用もできます。
地域によって若干の差がありますが、首都圏なら申し込みから二時間程度の即日対応が可能とどこよりも速い対応がポイントです。
モンクレールのダウンに関してもかなり高い値段で最短即日で現金化することができます。宅配買取などでなく対面での査定になるため、積極的に値段交渉できるのもメリットです。
ブランディア
CMなどメディア露出も多く知名度の高い「ブランディア」は洋服やブランド品がメインの宅配買取専門店です。
モンクレールのダウンにもかなり力を入れて買取しているため、高い査定価格を期待できます。
査定だけでも完全無料で利用できるためまずはじめに査定額だけでも知りたいという利用もOKです。初心者でも扱いやすいサービスである点もポイントとなっています。
比較的安価なファッションブランドなどにも対応しているため、他の衣服なども合わせて売ることができ、より多くの洋服を売りたい時にかなり便利です。
モンクレールの買取の傾向
例え高級ブランドでも衣類で高く買取できるところは本当に少ないです。
衣類の場合は買う時に中古品は選択肢に入れないという人も多いですし、中古の需要が圧倒的に少ないことが高値で売れない主な要因です。
しかしながら、モンクレールのダウンは別格といってよいほど、衣類の中でもかなり高い「買取率20%以上」を誇るブランドです。
モンクレールでも高く売れるのはダウンだけ
モンクレールではダウン以外のジャケットやシャツやTシャツ、バッグなども取り扱いしていますが、基本的に高く売れるのはダウンだけです。
「モンクレール＝ダウン」というイメージが定着していて、ダウン以外の品物の人気はイマイチです。
ダウンジャケットが有名なブランドというとほかにも以下のようなところが有名です。
- DUVETICA（デュベティカ）
- CANADA GOOSE（カナダグース）
- TATRAS（タトラス）
しかしこれらと比較しても、買取率がもっとも高いのはモンクレールです。
モンクレールは日本だけアジアだけでなく世界中で人気があり、冬の季節は中古品の需要もかなり多いです。
ブランド品買取業者でも力を入れているところも多いブランドとなっています。
人気が高く買取率が高いモデルとは
モンクレールのダウンジャケットでもは全般的に人気が高いですが、一部人気モデルは特別高値で売れる品も存在します、
特に人気が高いのは以下のモデルとなります。
レディース
- モカ
- エルミンヌ
メンズ
- モンジュネーブル
国内ブティックでの定価はどれもおよそ20万円ちょっとですが、状態の良いものであれば「買取査定10万円（買取率50%）」が上限金額となっています。
それ以外のモデルだと良くても買取率30%-40%くらいがMAXと少し安くなってしまいます。
レディースはロング丈のものが人気
レディースのダウンコートに関しては、圧倒的に長い丈の「ロングコートのようなモデル」が人気です。
今のトレンドもありロング丈のモデルに関しては、基本どれでも3万円以上の値がつきます。
逆にショート丈のタイプだと2万円程度までしか査定が伸びない場合もあります。
シャイニー系よりマットカラーが人気
モンクレールのダウンジャケットというと「シャイニー系（光沢のあるもの）」をイメージする人も多いですが、近年人気の傾向はツヤがないマットカラーになっています。
残念ながらシャイニー系のカラーは若干査定も「5千円-1万円程度安め」になってしまう傾向が強いです。
古い品物は極端に安くなってしまうかも
モンクレールはダウンジャケットとしてはかなり歴史が深いブランドです。
しかしモンクレールの買取においては古い品物は、査定5,000円など極端に安くなってしまう傾向があります。
大型のロゴがついた古い品物は安い
モンクレールは2010年頃に、腕や胸についている「ロゴ」を小さく改良しています。
簡単に言うと古いロゴの大きなダウンジャケットは高く売ることができません。
高額買取を狙うのであれば、「小さなロゴが付いた2010年以降のモデル」であることは必須となります。
モンクレールガムブルーは少しだけ買取率が低い
モンクレールには「MONCLER GAMMEBLEU（モンクレールガムブルー）」という上位ラインがあります。
ブランドロゴが小さく白黒っぽい（正確には青白っぽい）ことが特徴で、価格帯も通常のモンクレールと比較して少し高めの高級路線となっています。
ガムブルーは買取率20%以下
正直モンクレールガムブルーは買取率的にはモンクレールに若干劣ります。
こちらのラインは年齢層が高い人に人気がありますが、若い層からはあまり人気がありません。
モンクレールの人気を支えているのが比較的若い層ですし、ガムブルーは中古の需要も少ないです。
そのため「買取率は20%いけばかなり良いほう」かなという程度です。
定価はこちらのほうが高いため、金額で換算すると3万円程度は値が付くものが多いです。
まとめ
モンクレールのダウンはブランド品のアパレルの中では、もっとも買取率が高いと言っても過言ではないほど高く売れる品物一つです。
平均査定金額は一点あたり「3万円-4万円」程度と、売ればそこそこまとまった金額を手にすることができます。
しかしダウンジャケットはあくまでも「季節もの」のため、売る時期によって数万円単位で相場が変動するという特徴もあります。
すぐにお金に換えたいという場合以外には、売るタイミングを見計らって需要期に売るというのがおすすめです。
