Coach.

日本でも老若男女問わず、幅広い層に支持されているブランド「COACH(コーチ)」について今回はまとめていきたいと思います。

コーチと言えば高級ブランドでありながら、比較的リーズナブルな価格展開やアウトレットモールなどにも多数出店していることもあり、誰にでも手が出しやすいブランドとして愛されています。

今回はそんな“コーチってそもそも高級ブランドって括りでいいの?”といったところから、ブランドとしての立ち位置などを、買取業者という目線から解説していきたいと思います。

コーチってどんなブランド?

コーチは1941年にアメリカのニューヨーク発祥のブランドで革小物の工房として始まりました。

「coach:コーチ」というブランド名には「大事なものを運ぶという意味」があります。

この語源はハンガリー語で「馬車」を意味する「Kocs:コチ」から取られているといわれています。

コーチの頃に馬車が描かれているのはこれに由来するものです。

設立当時は老人向けの革小物などを製作していましたが、あるとき女性向けのバッグを製作したところ、これがヒットし今のようなブランドとしての地位を確立しました。

今では日本でも人気のある「MICHAEL CORS(マイケルコース)」を買収して傘下に加えたり、ブランドとしての規模もかなり大きくなっていて、日本市場にはかなり力を入れているブランドの一つです。

コーチは高級ブランドと呼べるのか?

Coach Bag

コーチを高級ブランドと呼ぶべきか否かという論争は、おそらく専門家でも比較的意見が分かれるところだと思います。

ネームバリューとしては問題ありませんが、価格帯や商品の質、デザインのオリジナリティなどをすべて加味して考えると、いわゆる高級ブランドと呼ばれる「ルイヴィトン」「シャネル」はおろか「グッチ」や「プラダ」などと比較しても一段落ちるとみて間違いないありません。

正直なところ、コーチを高級ブランドとして見るのは難しいのかなと思います。

コーチは高級ブランドとは異なり、幅広い年齢層や所得層に向けた商品展開をしています。

そのためセールも多いですし、日本ではアウトレットへの出店もかなり多いです。

一般的に高級ブランドとされるブランド品バッグは10万円以上するものがスタンダードですが、コーチの場合は3万円-5万円程度で購入できるものがほとんどです。

そもそもコーチは高級ブランドとして売り出していないという見方もできます。

バッグや財布や小物などの品質はどうなの?

品質に関しても、時間をかけて手作りされている高級ブランドなどとは異なり、そこまで丈夫だったり長持ちするという印象はありません。

素材に関しては「レザー」「キャンバス地」などがメインですが、上質な革を使用しているのはあくまで高価格帯の商品のみ。

安価な製品では「キャンバス地(塩化ビニール)」や「コーティングレザー(エナメル)」などが使用されています。

メイド・イン・チャイナやアジア圏の製造が多い

コーチはブランドの発祥こそアメリカですが、アメリカで製造されている「made in USA」の品は現在ほとんどありません。(※あっても高額な品物のごく一部)

現在ほとんどの品が「made in CHINA(中国製)」で、ほかにもベトナム製やインド製の商品などもあります。

低価格で商品を展開するために、コーチは基本的にアジアやアフリカなどコストが安い国で製造されているものがほとんどです。

そのためメイド・イン・チャイナだからといって決して偽物のわけではありません。

コーチのアウトレット商品は正規ブティック商品と異なる!?

コーチの品をお手持ちの方の多くは「アウトレットモール」で購入したという方も少なくないと思います。

高級ブランドのアウトレットでは基本的に「シーズンオフ商品」または「正規店で売れ残った商品」などを安く販売しています。

しかしコーチの場合はこれ以外にも以下のようなアウトレット専用の商品があります。

  • 正規品を模して素材や品質を落とした商品
  • アウトレットのみの販売を目的とした商品

上記に関しては、同じデザインのバッグでもアウトレットに卸すものは「素材」が安価なものが使用されていたり、細かなファスナーやポケットなどが安っぽく作られているという商品。

コーチの品物には同じ品物のはずなのに、アウトレットで買った品物はなんか安っぽい・・・といった差がある場合があります。

他にもそもそも製造ラインから異なる「アウトレットで販売するために作られた商品」なども取り扱っています。

買取業者から見るコーチ

Coach Bags

コーチの品物はお手持ちの方も多いため、買取での需要も多いです。

ここからは買取業者という目線での「COACH(コーチ)」について解説していきます。

先に結論だけ述べますとコーチは買取で高く売ることは難しいブランドです。

コーチは高く売れない!?その理由とは

先にも述べましたが、コーチの品物を買取店に持ち込まれる方は非常に多いです。

ネームバリューはとてもありますし、高級ブランドとして認知されている方も多いことで高く売れるのでは?と思っている方も多いと思います。

しかしコーチはバッグなりどんな品物であろうと1万円を超える査定が出る商品はほとんどありません。

仮に新品のまま持ってきたとしても、その時点で定価の20%以下になってしまうほど、中古品としての価値は低いです。

安売りの品物が流通しすぎていて中古品は売れない

コーチが高く売れない理由は単純にまずそもそもの値段が安いからです。

その上に「セール品」や「アウトレット品」などが大量に流通しています。

そのためブランドのイメージとしては決して良くなく、ブランドとしての需要がないわけではありませんが、買取業者から見ると売れないブランドなのです。

高級ブランドが高く売れる理由は、定価が高いため「中古品でもいいから安く買いたい」という需要が多いためです。

コーチの場合はそもそもそんなに高い料金設定ではありませんので、わざわざ中古でほしいという人が限りなく少ないため、買取で高く売ることは困難です。

数あるブランド品の中でも特に買取率が低い

コーチに関してはほかのブランドと比較しても特に買取率が悪いブランドとして挙げられます。

実際の査定の例を挙げると

COACHのバッグ(定価5万円)
状態:良好
買取査定:2,500円(買取率5%)

コーチの品物に関してはこのくらいが買取相場なのです。

ざっくりと示すと「財布であれば500円-1,000円程度」「バッグであれば1,500円-3,000円程度」が相場になっています。

ルイヴィトンなどであれば、全体的な買取率でみても「20%-30%」であるのに対して、コーチの場合は「5%-10%」の買取率となっています。

もし仮に売りたいということであれば、高級ブランドの買取店などよりも幅広くファッションブランドなどにも力を入れている「ブランディア」などがおすすめです。

まとめ

Coach shopping bag

買取業者目線で評価してしまうとどうしても酷評せざるを得ませんが、大衆向けのブランドとして見ると安くてそれなりの品が購入でき、かつネームバリューのあるブランドであることには間違いありません。

しかしその他高級ブランドとして比較してしまうと、あらゆる面で一段劣るというのが現実です。

ブランド品を購入するときにはリセールを考えてしまうという方も中にはいると思いますが、そうした面から見るとコーチは決しておすすめできるブランドではありません。

人によっては「コーチはブランド品じゃない」と考える方も多いほどなので、プレゼントなどで渡す際にも注意したいブランドです。