「FENDI(フェンディ)」の品物は高く売れる品物とそうでないものが極端です。
昔はそこまで人気のブランドとはいえませんでしたが、近年んは奇抜なデザインに特化した「モンスターシリーズ」などのヒットで買取率も全体的に上昇しました。
そのため新しめの品物と古い品物では買取額も大きく異なります。
ここではフェンディの品物では何が高く売れるのか?といった情報を中心に、フェンディを高く売るための買取業者の情報などをまとめています。
お手元のフェンディの品物を手放す際にはぜひご覧になってみてください。
このページの目次
フェンディの買取における基本情報
今まで「FENDI(フェンディ)」は高級ブランドの中でもそこまで注目された存在ではありませんでした。
しかし近年は奇抜なデザインにシフトしていき、若者の支持なども徐々に集めるようになり、定番バッグなどは全体的に買取率も上がりました。
元々は毛皮のブランドとして立ち上げられたフェンディで、ファーコートなどは数千万円以上の品なども多々ある老舗ブランドです。
ですが今は「奇抜なデザインのブランド」として地位を確立し始めています。
平均的な買取率は?
フェンディの品物の平均的な買取率は「およそ15%-20%」程度です。
最新のバッグなどは「買取率35%」程度で売れる品もありますが、衣類や小物など全体的に買取率が低い品物も多数持ち込まれるため、平均で言うとそこまで高くありません。
フェンディの品物を売るときの目安は以下のような数字となります。
- 最新のバッグ類:買取率30%
- 最新の財布類:買取率20%
- 古いバッグや財布:買取率10%
- アパレル類:買取率10%
- ファッション雑貨・小物類:買取率15%
- アクセサリー・時計類:買取率10%
定価に対してこれくらいの利率をひとまず目安としていただけると、金額をイメージしやすいかと思います。
フェンディの品物ごとの買取傾向
ここからはさらに細かくフェンディの商品ジャンルごとの買取傾向を解説していきたいと思います。
上記したようにフェンディは買取率30%前後の高額買取の対象になるような品物と、そうでない10%程度での買取となる品物があります。
買取率No.1!高く売れる定番バッグ
フェンディのバッグは定価20万円-40万円くらいの品物が一般的です。
中でも特に買取率が高いバッグは以下の4種類です。
- ピーカブー(ハンドバッグ)
- トゥージュール(トートバッグ)
- バイザウェイ(小型のボストンバッグ)
- キャナイ(小型ハンドバッグ)
フェンディのバッグはレザー素材も多種多様ですが、もっとも高く売れる傾向があるのは「セレリアレザー」です。
斑が比較的大きいタイプのレザーで、良質でもっとも長く使えるため中古品のバッグや財布ではセレリアレザーがもっとも高評価で、それに次いで「カーフスキン」となっています。
ピーカブー
【定価】35万円-100万円
【買取率】35%-40%
フェンディの中でもっともポピュラーなハンドバッグシリーズが「ピーカブー」です。
そしてフェンディの中ではもっとも高く売れる傾向が強いバッグとなっています。
シンプルなレザー素材のものから、奇抜なデザインを施したものまでたくさんのラインナップがあります。
もっとも安いものでも、状態が良ければ10万円程度は値が付くと思っていただいて問題ありません。
トゥージュール
【定価】20万円-30万円
【買取率】20%-30%
定番のピーカブーよりは少し安いシリーズではありますが、使い勝手の良い「トゥージュール」も中古人気が高いです。
トートバッグタイプなので普段使いにも優れ、小さめの「プチ トゥージュール」がとても人気が高いです。
買取率も比較的よく状態の良い中古品であれば、買取金額としては「4万円-10万円」くらいを見ていただければと思います。
バイザウェイ
【定価】16万円-30万円
【買取率】25%-30%
ボストンバッグタイプの「バイザウェイ」もフェンディの定番シリーズのうちの一つです。
持ち手にスタッズ付きの品や、二色使いの品などバリエーションも多いですが、シンプルな品のほうが買取では高評価です。
バイザウェイに関しても買取相場は「4万円-10万円」を目安としてください。
キャナイ
【定価】20万円-37万円
【買取率】30%-40%
上の3つとは異なり、最新モデルの小型ハンドバッグが「キャナイ」です。
出たばかりとあって買取率もかなり高い水準で流通していますが、今後についてはまだ不透明です。
現状は高く売れることは間違いなく「7万円-14万円」程度の金額で売ることができます。
歴史あるファー製品も買取では安値?
フェンディは毛皮メーカーとしてスタートしたこともあり、伝統的に「ファー」を扱った品物が毎年ラインナップされています。
コートなどは安いものでも100万円以上、高いものだと2000万円以上する品もあり、超高額となっています。
しかしファーは中古だと売れづらく、アパレル製品ということもあり買取率はイマイチです。
毛皮製品の買取率の目安は以下です。
- ファーコート(定価100万円以上):買取率10%
- ファーマフラー(定価30万円以上):買取率20%-30%
毛皮の品物は定価が高い品ほど買取率は低い傾向があり、マフラーなどの小物類のほうが圧倒的に高く売るのに適しています。
人気に火をつけた「モンスター」ライン
フェンディを「奇抜なデザインのブランド」として印象付けたのは「モンスターシリーズ」の登場があって後です。
モンスターシリーズは一時かなりのブームとなり、バッグや財布から小物など様々な品物が人気でした。
一時はかなり高額買取の対象でしたが、近年は人気も下火となり買取率は全体的に「15%-20%」となっています。
一部バックパックなどはまだ30%付く品もあるものの、モンスターだから高く売れるということはもうありません。
チャームなども今は定価の10%程度の金額しかつきません。奇抜なデザインは流行り廃りが早いのです。
最新はモンスターに派生した「バタフライアイ」シリーズなども登場していますが、こちらも人気としてはイマイチです。
古くからある定番「ズッカ柄」の品物は安い
フェンディというと「ズッカ柄」を思い浮かべる方も多いと思います。
古くからある定番のラインで「ルイヴィトンのモノグラム」のような立ち位置ですが、残念ながらこの柄の品物は総じて安いといわざるを得ません。
まず安い理由としては「並行輸入品が非常に多い」ということが挙げられます。
そのため中古での人気は低く、バッグなどでも買取率は10%程度が平均となっています。
品物自体もそこまで高くない品が多いので、当時定価6万円くらいのバッグでも今だと「5000円以下」となってしまうようなことも少なくありません。
アクセサリーや時計も買取では安い
フェンディはアクセサリーや時計といったラインナップもありますが、人気が低く買取では評価されにくい傾向があります。
アクセサリーの場合は基本的にデザイン代は乗らない「素材の重さ」の価値のみの査定金額になります。
時計に関しても「定価10万円-40万円」くらいの品物が主ですが、買取率は10%程度となっています。
フェンディのアクセサリー類に関しては高く売れることは期待しないほうが良いでしょう。
クッションや寝具などが以外と高い
あまり知られていませんが、フェンディには寝具のラインナップも意外に豊富です。
- クッション
- シーツ
- 毛布・タオルケット
こういった品物がメインですが、案外高く売れます。
品物の特性上未使用品であることが条件になってしまいますが、定価の25%程度で売れる品物が多いです。
フェンディの査定時に注意すべきポイントは?
フェンディの品物を売る際に気を付けたい、査定時に見られるポイントなどを解説していきます。
しかしはじめに言ってしまうとフェンディに関しては、付属品など査定時にプラス評価される項目はほとんどありません。
付属品はなくても値段が変わらない
フェンディの品物の付属品としては以下のようなものがあります。
- 箱
- ショップカード(購入証明書)
基本的にこの二つのみで、いわゆるギャランティは発行していません。
購入時には代わりにショップカードといわれる「品番」「購入場所」「担当者名」などが書かれたカードが渡されます。
しかし基本的に箱もショップカードも査定に影響することはありません。
理由としては「ギャラがあるから売れやすい」「箱があるから売れやすい」といったブランドではないからです。
偽物に関しても古い品やモンスターなど一部の品物では出回っていますが、数も少なく知識ある査定員なら見分けることができます。
もちろん小型バッグに付属する2WAY用のストラップなどはないと欠品扱いになってしまいますが、本体に付随する付属品でない限りは査定に影響しません。
あくまで交渉材料の一部として
フェンディは付属品がなくても査定が下がるということは実質ありませんが、買取業者によっては「付属品がないので~」などといって査定を下げてくることもあります。
売値は変わらないので、こうした業者は良い業者とは言えませんが、そう言われないためという意味では付属品は意味があります。
あくまで価格交渉するときには、ないといわれてしまう可能性がありますが、基本的に査定に影響しませんので強気に対応しても大丈夫です。
フェンディを売る際の買取業者の選び方
実際にフェンディを売りたいとなったときに役立つ買取業者選びのコツなどを解説します。
より高く売りたいということであれば、複数社で比較することも手ですが、フェンディはそこまで業者による金額差は大きくありません。
バッグに強い業者を選ぶのが無難
正直特別フェンディに特化した買取業者はほぼないです。
しかしフェンディのメインの人気商品はやはりバッグなので、アクセサリーなどよりもバッグに力をいれている業者を選ぶのがおすすめです。
古い品物であればあまり金額差は出ませんが、新しめのバッグなどはやはりバッグに強い買取業者のほうが高額になる可能性が高いです。
フェンディを売るのにおすすめの買取店3選
フェンディの買取に強く、査定も高い傾向がある買取店をピックアップしています。
どこに売ればいいのかわからないとのことでしたら、参考にしていただければと思います。
バイセル
バイセルは全国どこでも出張してくれる、出張買取専門のブランド買取店です。
インターネットからの申込みで全国どこでも自宅まで出張してくれて、専門の査定員が目の前でブランド品を一点一点査定してくれます。
上場企業で査定員の数も多く、ブランドごとの専門査定員などがいるため、事前に査定希望の品物を伝えればより詳しい査定員を派遣してくれます。
出張費用なども一切無料で利用できるため、気軽に金額を聞きたいといった利用も可能となっており、とても使いやすい買取店だと思います。
コメ兵
コメ兵は中古ブランド業界の最大手企業として、信頼と実績においては業界ナンバーワンの買取店です。
査定金額は社内のデータベースですべて共有されていて、どこの店舗や宅配買取などでも同額の査定、最新の相場を元に適切な買取価格を提示してくれることも魅力です。
全国に店舗も多く販売力が高いため、どこよりも高い買取価格を提示してくれる可能性が高いです。その反面状態が悪い店頭で売りづらいような品物の金額には渋い傾向もあります。
手数料一切無料で宅配買取を利用できるため、中古市場で価値の高い品物を、手間なくより高く売りたいという方におすすめです。
ブランディア
ブランディアはテレビCMなどメディア露出も豊富なブランド品を取り扱う宅配買取専門店です。
ブランド品専門といっても取り扱いしているブランドは一般的なブランド買取店よりも幅広く、高価なルイヴィトンなどから、ファッションブランド系のアパレルまで査定してくれます。
取り扱いブランドの幅が広く、状態の悪いブランド品でも適切な金額提示をしてくれるため、まとめて査定したいものが多い場合にも便利です。(商品ごとの個別キャンセルなども可)
手数料などがすべて無料で対応も早く、宅配買取を利用したことない人にも使いやすいサービスのためおすすめです。
まとめ
フェンディの品物は新しいバッグなどに関してはかなり高額査定が出る傾向があるものの、古い品やいわゆる定番「ズッカ柄」などはかなり安めの査定となってしまいます。
奇抜な品に関しては、基本的にあまり高値が付かないですが、フェンディに関しては奇抜なデザインでも高く売れるものもあり、そういったところは他ブランドと異なります。
少しでもお手元のフェンディの品物を高く売れるお手伝いができることを願っております。
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