【捨てるだけじゃない】効率の良く断捨離してお金に換える方法

「断捨離」とは身の回りのものを整理することですが、それによって生活に対して様々な効果が表れるといった、身も心もすっきりさせるというのが本当の目的です。

ですが一度愛着の湧いたものは捨てられないのが、多くの日本人の性だといわれています。そんな人でも仮に使わないものを売るというなら話は違うのではないでしょうか？

今回は断捨離は断捨離でも「お金に換えれるものはできるだけお金に換える断捨離方法」を考えてみたいと思います。

断捨離とは

一言でいうと「身の回りの物を整理整頓する」「日常生活に不要なものを断つ」ということなのですが、そもそもは「まだ使えるのではないか？捨てることはもったいない」といった考えそのものを改めていくことです。

ものへの必要以上の執着を捨てて、そのものが本当に必要なのか？もっと言えば「自分の人生にとって必要なものなのか？」という問いかけをし、不要なものを断ち身軽で快適な人生にしようとする心がけそのものなのです。

「断捨離」という言葉自体は“やましたひでこさん”が提唱したものであり、今ではその言葉が整理整頓・物を捨てるという意味で広く浸透しています。

断捨離をおこなうことで得られる効果

一度断捨離をおこない、今までものを捨てられないことに対する考えを改めることで、様々な効果が表れます。

具体的には.

• 捨てられずにいたものが捨てれるようになる
• 普段から整理整頓を心掛けることができそれを維持できる
• 片づけられないでいた原因がはっきり分かる
• 他人や仕事との関係性も見直すことができる
• 自分軸でもっと物事をとらえストレスの少ない生活を送れる

こういったところまで効果が表れるといわれています。

物を捨てられなくて困ったときだけでなく、人生そのものに行き詰ったときにも断捨離することでプラスの効果が表れるのです。

ただ捨てるだけはハードルが高い？

しかしいざ断捨離しようとなっても「ただ捨てるだけ」となると、案外物を残してしまう方も少なくないようです。特に思い入れがあるものや、大切に保管していたものまで捨てるというのはいかがなものです。

個人的にも「思い出」を捨てることまではする必要がないと思っています。思い出は自分にとって価値のあるものですし、何かに換えることはできないかけがえのないものです。

ですが「まだ使用できる」「ほかの人なら欲しがる」「自分以外にも価値がある」こういった品物は「リユース（買取）」することをおすすめいたします。

近年では不景気なこともあり空前のリユースブーム。買取業者も無数に存在していて、ゴミ以外はどんなものでも買取してもらえるといっても過言ではありません。

お金に換えるかどうかも重要ですが、何より「自分にとって意味のないものでも誰かにとってなら意味がある」という風に、大切なものを誰かに引き継いでいくのはとても良いことではないでしょうか。

どんなものがリユース（再利用）できるの？

リユースというからにはそもそも再利用できないと意味がありません。そのため「誰かにとって利用価値があるもの」というのが前提条件になります。

それを元に身の回りを見渡してみましょう。お金を出してでも誰かが欲しがるようなものはありますか？

これではちょっと難しいかもしれないので、具体的にリユースに向いているものを挙げていきたいと思います。

書籍・漫画・CD・DVD類

身近にあるもので一番お金に換えやすいものは「本やCD類」です。どの家にも大量にあり、かつ必要ないにもかかわらず、捨てられない状態になっているのではないでしょうか？昔使っていた教科書なんかも断捨離対象としては最適です。

書籍は電子化もかなり進んできていて、年々電子書籍のシェアも高まっています。いずれはすべて電子化されてしまうのではないかと思います。CDなどのハードも生き残ってはいますが、プレイヤーにかけて聴くということは減ってきています。

書籍類のリユース方法

書籍やCD類に関しては「ブックオフ」などのショップにまとめて出すのが一番です。ですが「何より店頭に持ち込むのが重い」という点が、片づけられない一番の障壁になっているのではないでしょうか？

そんなときはブックオフの宅配買取を利用するのが大変便利です。ネットで申し込みをして、必要な段ボールを取り寄せ、集荷して送るというすべて家に居ながら完結する最高の断捨離サービスです。
>>BOOK OFF（ブックオフ）宅配買取の流れ（公式）

このサービスを利用することで「本」「漫画」「CD」「DVD」まで全部まとめてリユースすることができます。送った後日査定結果がメールで届きます。

もし値段が付かないような品物でも向こうで処分してもらうこともできるため、こちらの手間はなにもありません。

教科書などは専門業者のほうが査定が高い

教科書、特に赤本などの専門書の場合はブックオフだと大した値段になりませんが、教科書や参考書の専門買取業者に依頼することでより高く売ることができます。

少しでもお金に換えたいということであれば、ブックオフ以外の専門業者も利用してみるとよいでしょう。

衣類・装飾品

衣類についても捨てられないが当てはまる人が大量にいるのではないでしょうか。衣類もまたリユースが盛んにおこなわれているジャンルの一つです。

長年着ていない衣類でも“いつか着るんじゃないか・・・”と思うその心が諸悪の根源。まずは「1年以上着用していない洋服は捨てても全く問題にならない」ということを頭に置きましょう。

衣類や装飾品（アクセサリー類）関連でお金に換えやすいものは以下のものです。優先度が高い（捨てづらいもの）順に掲載していきます。

バッグや小物入れなどブランド製品のリユース

捨てられないもののTOP3に入るといっても過言ではないのが「ブランド製品」です。しかしながら使ってないブランド品を家に保管している人が「およそ55%もいる※」というデータもあります。（※環境省「使用済製品の品目別排出・流通実態 （マテリアルフロー）の推計 品目別の概要」資料より）

まさにブランドモノのバッグなどは使わないのに捨てられないものなのです。

ですがブランド製品はお金に換えやすい特性もあります。今はリユースブーム、さらにブランド品に関していえばアンティークブームでもあるため、古いバッグなどが高く売れるチャンスでもあるのです。

ブランド品に関して捨てるというのはかなり酷なため、効率よく処分するために買取業者に依頼するのをおすすめします。中でも今注目をされているのが「ブランド品の出張買取サービス」です。

自宅に居ながら査定員が自宅まで来てくれてその場で査定してくれるというサービスです。サービスに関わる手数料は売る・売らないに関係なく無料で利用できるため、手軽にブランド品を処分するのに大変便利です。ブランド関連であれば、アクセサリーやジュエリーなどまで幅広くなんでも対応してくれることが特徴です。

着なくなった着物や晴れ着のリユース

ブランド品と同じくらい価値があるけど捨てられないのが「着物や晴れ着類」です。これに関しては使わなくなった価値のある着物が、全国様々な家に今もたくさん眠っているといわれています。

着物なんかは特にどう処分していいのかわからないという方が多いようです。

もちろんリサイクルショップなどに持ち込むという方法もありますが、お金的な面からすると通常のリユース業者や買取店などに持っていってもほぼほぼ二束三文にしかなりません。

着物類は価値あるものはかなりの大金になりますので、処分の際は必ず着物専門の買取業者を利用するようにしましょう。

ファッションブランドやファストファッションの衣服のリユース

最後に一番多いのがファッションブランドやファストファッションの洋服ですよね。「ブランド品ではないし捨てるしかない？」と思いがちですが、必ずしもそんなことありません。

最近では「ZOZOTOWN」なんかが古着の買取サービスをはじめていますし、かなり幅広いジャンルの洋服を買い取ってくれることで知られています。そのほかにも「ブランディア」などもブランド品でなくても、一般的なファッションブランドにも対応してくれます。

最終的には破棄するという選択肢になるとしても、どうせなら洋服の買取業者をできるだけ利用するのがおすすめです。宅配買取などにも対応していて、段ボールに詰めて送るだけという業者が多いので断捨離がてら利用するのも良いと思います。

家電や携帯電話・スマートフォンなど

使わなくなった家電を段ボールに戻して、押し入れの奥にしまっている人も案外多いのではないでしょうか？

電化製品に関しては新しいものに買い替えたタイミングで古いものを捨てないと絶対にあとで面倒になります。かさばるものも多く、粗大ごみになるのがほとんど。断捨離する上で家電が捨てられないというの絶対にNGです。

最近では使わなくなった古い携帯電話を取っておく人もかなり多いです。思い出があるといってもデータは移せますよね？大切なデータだけ残してすぐに処分していきましょう。

まだ使える電化製品のリユース

電化製品に関しては捨てるのにお金がかかるものがほとんど。大きいもので冷蔵庫などは普通に粗大ごみとして捨てると「5,000円」近くリサイクル費を取られてしまうものもあります。

使える家電に関しては必ずリサイクルショップなどを利用するのがベストです。こちらも出張可能な買取業者も多数あるため、比較的新しくてまだ使用できる家電に関してはこうしたサービスを利用して買取ってもらうのがベストです。

地方自治体のルールにのっとってリサイクルという選択肢は最終手段です。

使わなくなった携帯電話・スマートフォンのリユース

電化製品でもっともリユースに向いているのが使わなくなった携帯電話やスマートフォンです。最近は新しいものが出たら買い替えるという方が多く、壊れるまで携帯電話を使うという人も減ってきました。

SIMフリー化なども伴い、使用済みの携帯電話の買取業者もかなり多いです。もちろん最新機種であればあるほど高く買取してもらえます。綺麗に使っていた1、2年前のiPhoneなども1万円ほどで売れるケースもあります。

その際にデータの消去、端末の初期化は必須ですが、いまや携帯電話はリユースに向いた品物なのです。ちなみにかなり古い年代物のガラケーを買取してくれる業者もあります。

なんとなく捨てるのがもったいないと思いがちのスマホや携帯電話も効率よくリユースに回すのが最適です。

愛着のある趣味の品

断捨離しづらいものの筆頭として挙げられるのが「昔使ってて愛着のある趣味の品たち・・・」例を挙げるなら「カメラ」や「楽器」といったところでしょうか。

物によりけりですがこれらもかなりスペースを取るもの。心を鬼にして処分するしかありませんが、どうせならまた使ってもらいたいという気持ちが一段強いものではないかと思います。

カメラや楽器のリユース

趣味系のジャンルは必ずといっていいほど、専門分野に長けたリサイクル業者や買取業者が存在しています。

そういった業者は中古品の販売ルートもしっかり持っているため、総合リサイクルショップなどに売るよりかは遥かに次の利用者にたどり着きやすいです。

専門業者の場合は総合買取店などより、査定額も全然いいケースがほとんどなので、思い入れのあるものは必ずしっかりその道の業者に託すのがベストです。

どうしても売れないものだけはゴミ箱へ

ざっくり断捨離しづらいもの、でもお金に換えやすいものの例を挙げて紹介していきましたが、どうしてもお金に換えれないものは最終的に捨てるという選択肢しかありません。

ですが今のリユースブームで「売ることができないもの」は本当に限りなく少なくなっています。新品未使用で売れないものはほとんどないのではないでしょうか。

ぱっと思いつく“今まで売ろうと思ったことはないけど実は売れるもの”を挙げてみても.

• お酒又は瓶
• 使いかけの化粧品
• 健康・美容器具
• スポーツ用品
• フィギュア

とこういったところまでリユースブームの波が来ています。なんでもかんでも捨てるよりも、一歩置いてリユース（再利用）ということにももう少し目を向けていただけたらなと思います。

捨てるのが苦手な人も一歩踏み出して

断捨離する上で捨てなくてはならないものは確実に出てきてしまいます。普段物を捨てるのが苦手という人でも、一度捨てたという成功体験さえあれば、また物が溜まってきても捨てることができるのではないでしょうか。（※もちろん物を溜めないようにするのがベストです。）

はじめにも書きましたが断捨離することで得られる効果はたくさんありません。身の回りがすっきりして気分が良くならない人はいないと思います。

今こんな時代だからこそ物を大切にする気持ちに、少し視界を広げてみてみることで、リユースの輪が広がっていけばよいと思います。