今回は「CHANEL(シャネル)」の品物、主にバッグをメインに計7点を大手買取業者に査定に出して、金額を比較してみました。
結果を見ると、買取業者による金額の違いはもちろんのこと、業者によっては「状態が悪い」「付属品がない」などといった理由で買取不可となるケースも多かったです。
そのためシャネルを売る際には「買取業者によって差が非常に大きい」ということがわかりました。
シャネルの品物を売りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
査定に出したシャネルの品物は計7点
それでは今回査定に出した「シャネルの品物合計7点」の詳細を解説していきます。
大きく分けると内容として以下です。
- バッグ:5点
- ベルト:1点
- 小物:1点
新品など状態の良い品ではなく、すべて中古品のシャネルの品物となります。
中古のシャネルのバッグが5点
さらに細かな製品の情報を解説すると、バッグに関しては以下の5点となります。
レディース用バッグが4点、メンズ用のブリーフケースが1点となります。
マトラッセチェーンショルダー23cm ラムスキン
付属品:布袋、カードあり、シール無し(※ショップシールはあり)
状態:古い品だが全体的には綺麗な品。中古A-Bランク相当
購入当時の価格:18万円程度
今回査定に出した品の中では目玉ともいえるのが、定番のマトラッセチェーンショルダーです。
かなり古いヴィンテージ品ですが人気のダブルフラップ仕様、ですがシャネルの査定において重要なシール無しという状態がネックです。
ミニボストンバッグ キャビアスキン
付属品:カード・シール共にあり
状態:全体的に使用感あり。ハンドルに折れあり。中古B-Cランク相当
購入当時の価格:10万円程度
小型ですが人気が高い「ミニボストンバッグ」にもどのくらいの値が付くか気になるところです。
しかしこちらは通常はハンドルが立っている品ですが、経年劣化によってハンドルが折れてしまっています。
ニュートラベルライントートバッグPM
付属品:シールあり、カード無し
状態:使用感がある。ハンドルのスレや劣化あり。中古Bランク相当
購入当時の価格:7万円程度
キャンバス地製の「ニュートラベルライントート」は定価も比較的安い部類で、使用している方も多いです。
こちらもハンドル部分に劣化が見られるため、上限査定は厳しいものと思われます。
カメリアトートバッグ レザー
付属品:シールあり、カード無し
状態:全体的に使用感あり。バッグ底の角スレ、ハンドル劣化あり。中古B-Cランク相当。
購入当時の価格:9万円程度
今購入すると高いですが購入当時は9万円程度だった「カメリアトート」。こちらは革製の品です。
この品も古い品のため状態も悪いため、どのくらいの評価になるかは未知数です。
ブリーフケース キャビアスキン
付属品:カード・シール共にあり
状態:使用感がある。金具部分にスレあり。中古Bランク相当
購入当時の価格:18万円程度
当時定価で比較するとチェーンショルダーと同クラスに価する「ブリーフケース」ですが、今の流行ではないデザインです。
状態は比較的良好ですが、ヴィンテージ品としてどのくらいの価値があるのかが買取業者によって判断も異なりそうです。
その他小物類が2点
バッグ以外にはベルトと、小物入れが2点です。
バッグ類と比較するとこちらは比較的状態の良い2点になります。
B12Aベルト
付属品:無し
状態:良好だが金具裏部分にスレあり。中古Bランク相当
購入当時の価格:4万円程度
大きくシャネルのココマークが入った定番のベルト製品です。
まだまだ使える品なので、買取率も高めの評価が期待できます。
マルチケース(携帯ケース・メガネケース)
付属品:カード・シール共にあり
状態:非常に良好。中古Aランク相当
購入当時の価格:2万円程度
携帯電話や眼鏡などを入れることができる、多目的なマルチケースで、こちらも天然皮革の品です。
ただし小物類はバッグなどのように需要が高くないため、定価に対してどのくらい値が付くのか気になります。
シャネルの品物はギャランティカードとシールが重要
シャネルの査定においてもっとも重要なのが「ギャランティカードとギャランティシールの有無」となります。
これらはどちらも同じ番号が振られていて、「二つの数字が揃っていれば本物」という風に見分けることができます。
逆にこれがないと買取業者側も慎重にならざるを得ないため、査定額にもっとも大きく影響する付属品はこの二つです。
今回はマトラッセチェーンショルダーなどシール無しの品もありますので、買取業者によってどのくらい査定が変わるのか注目してみてください。
査定をお願いした大手買取業者9社について
今回上記7点の査定をお願いしたのは大手買取業者9社となります。
下のテーブルを見てもわかるかと思いますが、買取業者の内訳は以下です。
- 大黒屋
- KOMEHYO-コメ兵-
- なんぼや
- ブランドオフ
- 銀蔵
- ブランドピース
- クラタセブン
- 質セキネ
- 買取プレミアム
大手の買取業者を中心としましたが、質屋がメインの買取業者や出張買取専門業者も含めました。
質屋や出張専門店も含めて比較
この中で質がメインのお店は「クラタセブン」と「質セキネ」です。(※質屋は質入れするのか、買取するのかで査定が変わってきますが、一般的に金額が高い買取査定でお願いしました。)
クラタセブンは池袋にお店を構える業者ですが、査定額の水準がかなり高めなこともあり、今回はラインナップに含めています。
また質セキネは渋谷・池袋・新宿にお店を構える質屋で、こちらも同様に買取もしてくれます。
最後の買取プレミアムは出張専門業者です、以前エルメスのバーキンの査定を比較した際にも非常に高値を付けてくれたため、今回も査定比較の対象としたいと思います。(参考記事「実際にバーキンを買取店9社に査定に出して金額を比較してみた!本当に一番高く売れる業者はどこ!?」)
買取プレミアムはシャネルの品には特に力を入れているため、高額査定が出るのか楽しみです。
シャネルの品物7点の各社査定結果
それでは実際の査定結果を下記の表にしてまとめましたので、比較と細かな解説をしていきたいと思います。
表では見やすいように一番左に「最高額とそれを提示した業者」を項目を設けました。
(※表では最高額は赤字、最低額は青字にしています。)
最高額 | 大黒屋 | コメ兵 | なんぼや | ブランドオフ | 銀蔵 | ブランドピース | クラタセブン | 質セキネ | 買取プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
120,000円 (買取プレミアム) |
買取不可 | 買取不可 | 70,000円 | 100,000円 | 80,000円 | 110,000円 | 80,000円 | 30,000円 | 120,000円 | |
35,000円 (買取プレミアム) |
30,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 30,000円 | 35,000円 | 35,000円 | 20,000円 | 40,000円 | |
12,000円 (クラタセブン) |
10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 12,000円 | 10,000円 | 10,000円 | |
30,000円 (二社同額) |
10,000円 | 10,000円 | 30,000円 | 20,000円 | 15,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 | |
55,000円 (ブランドピース) |
買取不可 | 30,000円 | 30,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 55,000円 | 30,000円 | 20,000円 | 45,000円 | |
15,000円 (ブランドピース) |
買取不可 | 買取不可 | 10,000円 | 10,000円 | 買取不可 | 15,000円 | 2,000円 | 1,000円 | 10,000円 | |
10,000円 (なんぼや) |
買取不可 | 5,000円 | 10,000円 | 5,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | |
査定金額の合計 | 50,000円 | 75,000円 | 180,000円 | 180,000円 | 153,000円 | 235,000円 | 174,000円 | 106,000円 | 260,000円 |
結果はこのようになり、正直言って「かなり業者によって査定額の違いが大きく、かつ買取不可になる例も多い」という印象です。
高かったところと安かったところの差が非常に大きい
結論としては以下のようになりました。
- 一番高かったお店:買取プレミアム
- 一番安かったお店:大黒屋
トータル260,000円
トータル50,000円
しかし単純に数字の差以外でも「買取不可」となるケースも多かったですし、買取業者ごとで査定額の差が非常に大きかったです。
ただ全部値段が付いたところで比較しても、質セキネは総額106,000円とかなり安めの査定になりました。
1位の「買取プレミアム」と2位の「ブランドピース」は安定して全体的に高値を付けてくれたため、シャネルを売る際には安心して利用できる優良店なのではないかと思います。
今回のような比較的状態の悪いような品では、買取業者選びでこれだけの差が出るという点も注意していただきたいところです。
シャネルはシール無しや状態が悪いと買取不可になるケースも
大黒屋とコメ兵に至っては「買取不可」となる品物が多発し、値段の付かない品物も多かったです。
大手とあって“買取基準に満たない”というような言われ方をしましたが、コメ兵はシール無しは買取不可のようです。
大黒屋に関しての査定基準は正直よくわかりませんでした・・・汗
そのためシャネルを売る際には少なくとも古いシャネルや、シール無しでも買取してくれるかどうかということをチェックしてからのほうが良いかと思います。
チェーンショルダーはシール有りならもっと高い
今回の査定でMAX12万円というもっとも高値を付けた古いマトラッセチェーンショルダーですが、いずれの買取業者でも言われたのが“シールが有ればもっと高く付けれる”とのことでした。
なのでシールがあれば+2万円-3万円程度の金額は出るようです。そうなると最高で15万円くらい値の付く場合もあると思います。
当時は定価が安かったこともありますが、購入価格18万円程度の品に15万円近い値が付くというのは、シャネルのブランド価値の高さを表しています。
まとめ
シャネルの買取査定の比較をおこないましたが、過去の「バーキン」や「ロレックス」などのときと比較しても、業者によって金額の差が大きく出ました。
古い品や状態の悪い品だったこともありますが、より高く売るのであれば「シール無しでも買取可かどうか」「状態の悪い品でも高値を出せるか」という点を抑えた買取業者を利用する必要があります。
いずれにせよ中古のシャネルの品は「ヴィンテージシャネル」の人気もあり、非常に買取率が高くなっています。
バッグや財布などであれば「当時の定価の半分くらい返ってくる」ことも非常に多いです。
シャネルは近年かなりの勢いで定価も値上げしていますし、これがいつまで続くかはわかりませんが、今売り時のブランドの一つといっても過言ではないように感じました。
今回の記事がシャネルを売りたい方の少しでも参考になれば幸いです。
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