Berluti

老舗高級紳士服ブランドとして世界中で評価されている「Berluti(ベルルッティ)について今日はお話していきたいと思います。

ベルルッティは以前から日本でも高級紳士服ブランドとして、靴や財布や鞄などがとても人気でした。最近では若者にも注目されるようになり、以前にも増してじわじわと人気が高まっているように感じます。

あわせて読みたい記事

もし今から高級時計を買うなら個人的には「ROLEX(ロレックス)」一択だと思っています。もちろんほかの選択肢として、“オメガのスピードマスターがほしい・・・”“雲上クラスじゃないと高級時計じゃない・・・”“カルティエとかブルガリとか女性ウケするブランドがいい・・・”こんな風にこだわりが強い方も時計マニアの人には多いと思いますが、今回は「資産価値」という面で見たとき、圧倒的にロレックスが一強だという理由を、数字的なところや過去のデータから解説していきたいと思います。今後いつかは高級時計がほしいなと思ってい...

ベルルッティってどんなブランド?

ベルルッティの革ベルト

ベルルッティは1985年にイタリア生まれのイタリア人革職人ベルルッティ氏がフランスで立ち上げたブランドです。イタリア育ちのフランス生まれという少しややこしい経歴ですがフランス発のブランドです。歴史も100年以上ある超老舗で、主に紳士用の靴やバック、小物などを展開しています。

日本でも紳士用高級ブランドとしてトップクラスの人気を誇ります。ヴィトンなどのハイブランドとはまた違った気品を感じさせるベルルッティは、単純にブランド好きの方とはまた違う客層を抱えています。

良質な革製品を生み出し続ける

ベルルッティの特徴は上質なヴェネチアレザーを使用しているという点です。レザーの質に関してはどのブランドにも勝っているといってよいほどです。

文字通りイタリアの「ヴェネツィア」で作られる良質な革素材は、ベルルッティだけが独占して使用しているもの。肌触りも良く、耐久性に優れていて傷などもつきづらいため、メンテナンスを怠らなければとても長く使用することができます。

とても繊細な革素材なため雨などにはより弱いことも特徴として挙げられます。

ブランドアイコンのカリグラフィ

ベルルッティでもっとも有名なのが「カリグラフィ」呼ばれるレザーの表面に文字が刻まれた柄です。レザーを焼きながら文字を彫り込んでいくという特殊な加工のため、似たような柄を持つブランドもほとんどありません。

ベルルッティのカリグラフィは“ルイヴィトンでいうところのモノグラム”のようなブランドのアイコンとしても知られています。

カリグラフィの財布や鞄やバッグなどがベルルッティでの一番人気の品物になっています。

手作りのため1点1点物が違う

カリグラフィの特徴は手作りで彫り込んでいくため1点1点微妙に仕上がりが違う点です。刻まれた文字や模様も同じ製品でも1点1点違うのです。同じものがないという点もとても評価されています。

オーダーメイドもできる

ベルルッティはいつもではありませんが、期間限定で完全オーダーメイド品の作成もおこなってくれます。オーダーメイドはもっとも靴が人気で、一人一人の足形を丁寧に採寸して、その人にピッタリ合う革靴に仕上げてくれます。

値段は30万円を越えるものもありとても高価ですが、ファンにはたまらない自分だけのベルルッティとなるのです。

Berluti, Hong Kong

中古市場でもとても人気なベルルッティ

ベルルッティは中古品でもあまり値下がりしないことで知られています。メインの商品は靴で、靴はアパレルと同じで一度着用した品物は大幅に値段が下がってしまうのが普通ですが、ベルルッティだけはとても高い買取率で売ることができます。

カリグラフィのビジネスシューズおよそ定価24万円⇒買取価格9万円(状態良し)

実際に買取率は30%ちょいくらいですが、アパレル系でこれは異常です。ベルルッティは紳士服ブランドの中でもっとも高く売れるブランドといってよいと思います。

買取でも無類の強さを発揮するカリグラフィ

ベルルッティの中でも高く売れるといえるのは基本カリグラフィ柄のみ。無地のものも多いですが、どうしても「ベルルッティ=カリグラフィ」というイメージが強いため、ノーマルの柄だと買取率も大幅に落ちてしまいます。

バッグの評価もとても高く一番人気なのが「TOUJOURS(トゥージュール)」と呼ばれる大きめのキャンバスバッグです。定価は32万円ほどですが、これも10万円以上は値の付く商品です。

革製品のため経年劣化しても味として評価されやすいことも買取に向いているポイントです。ベルルッティは日本よりも世界中で評価しているブランドなので、買取額が高くなることもうなづけます。

オーダーメイドのカリグラフィはとんでもない価格になることも

オーダーメイドのカリグラフィに関してはもの次第ではとんでもない金額に化けることがあります。カリグラフィのオーダーメイドに関しては柄を指定することができません。そのため完全に1点1点柄が違う作りになります。

カリグラフィの中にはスタンプと呼ばれるユリの紋章が入った丸い柄があります。指定はできませんがこのスタンプがたくさん入っているほどマニアからの需要があるのです。

スタンプがたくさん入ってればプレミア!?


驚くことに実際にあった例では40万円ほどのカリグラフィのバッグに、スタンプが7つ入っていたことで200万円になった例もあります。

スタンプの数などは一切指定できないため完全に運になりますが、ベルルッティにはこんな風なプレミア価格が付くカリグラフィもあります。スタンプが5,6個入ってる時点で買取額が定価を超えるということが多いです。

若者人気も高まり価値が高騰している

以前まではベルルッティは若者なんかが持つ雰囲気ではなく、知る人ぞ知る紳士服ブランドいう立ち位置でしたが、近年では若者人気も高まっています。

昔からベルルッティを愛用してきた紳士の方からしてみれば“若者なんかが身に着けるブランドではない”との声が聞こえてきそうなものですが、事実若者でもベルルッティの財布やベルトなどを身に着けている人が増えました。

財布などの小物類は10万円以下のラインナップもありますが、バッグや靴となると30万円以上するものも多くそう簡単に手が出るブランドではありません。

そのため中古市場での人気が高まり相場も上昇傾向にあります。

オーダーメイドなどは特にブティックでの価格も変動しやすいため、買取業界でも今後注目されるブランドの筆頭に挙げられています。

あわせて読みたい記事

6/30の発売以来、空前のブームとなっている「Louis Vuitton(ルイヴィトン)」×「Supreme(シュプリーム)」のコラボ製品。その後の福岡、大阪、名古屋での再販も大盛況に終わり、今現在も全てのコラボ製品がプレミア化しているという異常な事態となっています。発売から一か月以上が経ち、今でも高騰しているシュプリームコラボ製品のデータもかなり集まってきました。今回は“商品写真や定価を交えた”現在の買取相場や、今後の再販予定などについても解説していきます。「転売しようとお考えの方」や「今後欲しいと考えている方」など...

世界中を探しても、これほど名の知れたシルバーアクセサリーのブランドは他にありません。「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」はそんな圧倒的な地位と存在感、そしてラグジュアリーさを兼ね備えた唯一無二のブランドといえるでしょう。世代問わず多くの人たちを魅了し続けるクロムハーツの魅力と、現役買取業者から見たクロムハーツの問題点(?)などを書いていきたいと思います。あわせて読みたい記事・リンカンの買取の評判ってどうなの?クロムハーツやシュプリームなど若者向けブランド品に強い唯一の業者シルバーアクセを超えたク...