着なくなった洋服は買取店で売ることでお金に換えることができます。
しかしリサイクルショップや古着屋などに持ち込むのも手間がかかり、実際には利用したことがないという人も多いと思います。
しかし現在では、インターネットから簡単に申し込みができ、「自宅にいるだけで不要な洋服を売れる宅配買取サービス」も増えてきました。
今回はそんな簡単に利用できる宅配買取サービスについて、下記のような気になることを解説しています。
- どこのお店が便利でおすすめなの?
- 高く売れる古着や値段がつかない古着について
洋服を売ったことがないという方にわかりやすく解説していますので、不要な洋服を処分したいと方は参考にしてみてください。
このページの目次
古着を売る方法について
古着を売る方法については、下記の手段があります。
- リサイクルショップや古着屋に持ち込む
- フリマアプリやオークションで売る
- 専門店の店頭や宅配買取を利用する
それぞれの特徴やメリットデメリットなどを詳しく解説していきます。
リサイクルショップ・古着屋を利用する
もっとも一般的な方法は、街の古着屋やリサイクルショップに持ち込む方法です。
リサイクルショップは全国広く展開しているため、気軽に持ち込み売ることができます。
しかし、リサイクルショップや古着屋の買取価格はかなり安い傾向にあります。
なんでも売れる分、専門知識には弱く、より高く売りたいという場合には適しません。
持ち込む手間と査定に時間がかかるというデメリットも
店頭で買取を依頼する場合には持ち込む手間がかかるため、量が多い場合にはかなり面倒です。
そして一点一点査定をおこなうので10点以上ある場合には、査定だけで一時間以上かかることもザラです。
それでいて、“思ったより査定も安かった”といった評判が多くを占めるため、処分を目的とする以外にはあまりおすすめできません。
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フリマアプリやネットオークションで売る
大手フリマアプリの「メルカリ」などの登場によって、フリマサイトやネットオークションなどを利用して洋服を売るという方も増えています。
お店を挟まずに購入したい人と直接取引ができるため(※手数料は発生します)、言い値で売れることがメリットです。
しかし大量処分には向かないことに加え、品物の出品の作業、梱包作業など自分でおこなう手間も多いです。
ブランド品の古着一点であったり、高価な品をより高く売りたい場合にはおすすめですが、ある程度まとまった量の古着を処分するついでに売りたい場合には不向きです。
1円でも高く売りたいならフリマアプリも検討するべき
実際にフリマアプリを利用すれば、買取店を利用するよりも高く売れるケースも多いです。
需要が高いブランド品の古着や、数点希少な品物を売る場合にはおすすめです。
しかしその分、落札者とトラブルになったり、すぐに売ることができないケースが考えられます。
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専門の買取店を利用する
手間なく大量に古着を売りたい、かつ他よりは高値で売りたい場合には、古着の専門買取店がおすすめです。
店頭以外にも、宅配買取を利用することで自宅にいながら、ダンボールで古着を送るだけで査定できるため、時間がないという方に向いています。
宅配買取の大まかな流れは以下です。
- ネットから公式サイトなどで宅配買取を依頼・申し込み
- 自宅に返送キット(段ボール・梱包材)が届く
- 査定に出したい品物を返送キットで買取業者へ返送
- 後日、メールなどで査定結果が通知
- 金額に満足できれば成約・入金or満足できなければ返送
全て自宅にいながら簡単な作業だけで済むので、手間がかかりません。
当然査定に満足がいかなければキャンセルをすることもできます。
近年では宅配買取を専門におこなう買取店なども増えてきていて、古着屋やリサイクルショップなどで売却するよりも高いケースがも多いです。
古着を手軽に高く売れる買取店
古着を手間なく高く売るということを重視すると、上記した「古着専門店」を利用することがもっともおすすめです。
ここではネット上で評判の高い、古着専門の買取店の情報をまとめています。
古着を売るのにおすすめの買取店3選
お店を3つピックアップしていますが、その中でもどういったジャンルに強いのかはそれぞれです。
売りたい品物によって下記のお店を使い分けることが、もっとも高く売れる可能性が高いです。
フクウロ
「フクウロ」はアパレルを専門に取り扱う年間買取点数150万点の大手宅配買取店です。
幅広くカジュアルブランドからハイブランドまで、衣類であればなんでも高価買取してくれるのが特徴です。ハイブランドではないユナイテッドアローズやIENA、theoryなどといったファッションブランドにも力を入れている点が魅力です。
季節による査定の変動もなく、いつでも安定した額で冬物・夏物を買い取ってくれるため使いやすい古着買取店だと思います。
キャンセルによる手数料なども一切なく、最後まで一切の手数料・送料等は無料です。査定から入金まで5日程度かかりますが、安定して古着を高く買取してくれるお店です。
ブランディア
主にブランド品の買取がメインと思われがちの「ブランディア」ですが、ブランド系の古着だけでなくファッションブランドなど幅広く対応しています。高価買取が期待できておすすめです。
なおブランドバッグ類も高価な品から低価格な品まで幅広く取扱しているため、バッグや財布などもまとめて売却するなら最適かと思います。
査定申し込みから最短3日で入金というスピード感もブランディアの魅力となっていて、初めての方でももっとも利用しやすいサービスだと思います。
その時々などでキャンペーンなどもおこなっており、1000円分のQUOカードプレゼントなどの機会もあるのでそういったタイミングを狙って利用するのも良いです。
公式サイト上で取り扱いブランドの検索機能があるため、手持ちの古着が売れるかどうか調べた上で査定に出すことが良いかと思います。
古着買取王国
「古着買取王国」は比較的高価な古着をメインに買取している買取店です。
査定に出した商品の買取成約率が98%という驚異の成約率を誇るお店で、高価買取対象となっているようなブランド古着であればどこよりも高い査定も期待できます。対象のブランドによっては、さらに査定にプラスのキャンペーンなどもあるのでチェックしましょう。
手数料や往復の送料なども一切無料なので安心して、気軽にご利用いただける宅配買取です。
カジュアルブランドに強く、スニーカーやブーツなどもあわせて買取してくれ、点数が多ければノーブランドなども対応してくれます。対応スピードも最短到着から翌日での入金が可能です。
売れる古着とはどんなものか?
そもそも売れる(値段の付く)古着はどんなものか?という点について解説していきます。
実際に買取店で査定に出しても、“値段が付かない”と言われるケースも存在します。
どのラインまでが値段が付くのか知っておくことで、余計な手間をかけなくて済みますので、チェックしておきましょう。
ファストファッション以上の洋服であれば売れる
結論から言うと、買取店で値段が付く古着は「ファストファッション以上の品」となります。
ファストファッションというと以下のようなブランドが該当します。
- ユニクロ・GU
- FOREVER21
- H&M
- しまむら など
このほかにもイオンブランドなど、低価格でかつ誰にでも入手できるようなメーカーの古着は、基本的にどこの買取店でも値段をつけてくれません。
これは洋服だけでなく、靴やアクセサリーなどファッション関連の品すべてに共通しています。
定価5,000円以上の洋服でないと値段がつかない
もちろんファストファッションでも、アウター類などやや高額な品もありますが、おおまかにラインを引くのであれば定価5,000円以上くらいです。
いわゆるファッションブランドや、カジュアルブランド以上の品物であれば、基本的にすべて買取してもらうことが可能です。
そのため捨てるよりは、少しでも値の付く洋服は売るほうが良いでしょう。
平均的な古着の買取率について
古着は売っても二束三文にしかならないと言われることも多いです。
実際に古着はブランド品であっても「買取率が低い傾向にあります。
その利率は平均すると「10%以下」となっています。定価3,000円の洋服を売っても、査定額は300円以下になるのが平均です。
理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- サイズがあり需要が限られてします
- そもそも中古の服は買わないという人が多い
そのため比較的高額なブランド品を除くと、古着はかなりまとまった数を売らないとまとまった金額にはなりづらいです。
品物のジャンルによって買取率は異なる
古着といっても「Tシャツ」と「アウター」では全く異なります。
金額が違うこともありますが、比較的価格帯も安く古着としての需要が低いTシャツは、先ほどいったように買取率10%以下になることも珍しくありません。
しかし冬の時期しか着用しないアウター(ダウンジャケットやコートなど)は状態も良いこともあり、Tシャツよりも古着として求められる需要が大きいです。
また定価が高くなる分、アウター類などの方が中古品の需要が高いです。
ダウンジャケットなど高価な品物は、古着でも買取率20%以上で売れる場合もあります。
ブランド品の古着を売る場合はより慎重に
正直なところ安価な洋服であれば、どこで売っても大きな金額差はあまり出ません。
しかしブランド品の古着に関しては、売る場所によって大きな差が出ますし、品物の状態などによって評価も異なります。
査定において、もっとも重要なのは査定員の知識と相場の把握です。
少しマイナーなブランド古着に関しては、買取店が「価値を知っているかどうか」で大きく査定も変わってきます。
そのためブランド品は、どういったジャンルの古着の買取に力を入れているかどうかでお店を選ぶことが大切です。
- ルイヴィトンやシャネルなどハイブランドの古着を売る場合⇒ブランド専門の買取店へ
- シュプリームやオフホワイトなどファッションよりブランドの古着を売る場合⇒ストリート系ブランドの買取店へ
お店によって販売力も変わるため、買取店選びには注意しましょう。
少しでも高く売るためのポイント
古着は主に状態や流行りによって、金額も大きく左右されます。
例えば、比較的高額なアウター類に関しては、事前にクリーニングなどに出しておくことで、その分を差し引いても査定がプラスになることだって考えられます。
考えられる範囲で、できるだけきれいに見せるコツというのは重要です。
またブランド品などの場合には購入時についてきた付属品なども査定に影響を及ぼしますので、必ず合わせて査定に出すようにしましょう。
そのほかにも以下のポイントに注意することで、少しでも高く売れる可能性が高まります。
季節モノはシーズン入り前に売却する
厚手のコートやダウンジャケット、マフラーや手袋など冬物の古着であれば、季節によって買取価格が変動します。
需要がない夏場に売るよりも、シーズン入り前の秋から冬の直前くらいに査定に出すのがおすすめです。
反対に夏にしか着ない薄手の古着は、春先に売ることが良いでしょう。
宅配買取で送る際は丁寧に梱包する
宅配買取を利用して段ボールで送る際には、乱雑に詰めるのは絶対にやめましょう。
輸送時にシワになることはもちろん、実際に査定をする査定員からの印象も確実に悪くなります。
より高く売るためには「大切に着用した洋服」ということを伝える作業も重要です。
まとめ
古着の買取に関しては、方法も様々で実際どこで売るのが一番ベストなのか?というのがわかりづらいです。
テレビCMなどもおこなっているリサイクルショップなどは、いざ店頭に持ち込んでみると査定が安かったりと目先の情報だけでは判断が難しい面もあります。
古着はブランド品などでない限り一点一万円はおろか、数千円付くことも稀で、高値が付きづらいことは事実です。
特に安い服数点などだと値段がつかないケースもあるため、査定の際にはできるだけ多くの点数をまとめて査定に出すのもポイントとなります。
古着を売りたいという方に、少しでも参考になれば幸いです。
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