宝石を売るときのポイントとは

今回は宝石、主に「ダイヤモンド」や「ルビーやサファイヤなどの色石」を売るときに知っておきたい重要なポイントを解説していきます。

宝石やジュエリー製品に関しては「貴金属の中でももっとも査定が難しい」と言われていて、買取業者によって金額の差もかなり大きいです。

実際にノーブランドジュエリーの場合は相場があってないようなものなので、買取業者によっては買いたたかれる危険性も高いです。

売りに出す側としても知っておいたほうが良いことが多々ありますので、ぜひ売りに出す前に参考にしてみてください。

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宝石の買取における基本的なこと

宝石を買取するときには「その宝石がどのくらいの価値を持つのか」を知っておくことがベストです。

しかしながら、正直宝石の価値ほど曖昧なものはありません。極論を言えば「買ったときの価格すら、あまりあてにならない」と思っていただいたほうが良いでしょう。

ブランド品の場合はある程度、宝石としてではなく、宝石が付いたジュエリー商品として相場が安定していますが、ノーブランドジュエリーの場合はほぼ指標がありません。

宝石の定価はほとんどあてにならない

宝石の価値は値段に比例すると思っている方も多いかと思いますが、正直必ずしもそうではありません。

というよりも、“定価がこんなに高いんだから、けっこういい値段で売れるだろう”なんて考えてると、かなり痛い目を見がちなのが宝石類の買取です。

石のクオリティがかなり高い、もしくは高級ブランドの品ならまだしも、一般的にデパートや宝飾店で売られているようなジュエリーの場合は、ブランドバッグなどと比較すると換金率は低めです。

宝石の具体的な買取率について

正直具体的な「買取率(※定価に対して売値がいくらか)」を換算するのはかなり難しいですが、大雑把に提示すると以下のような数値が基準となります。

  • ダイヤモンド:買取率10%-20%
  • 色石:買取率10%程度

もちろん質によって上下はするものの、一般的にはせいぜいこのくらいの買取率となっています。

色石に関しては特に査定が伸びない傾向が強く「数十万で購入したジュエリーも売るとたったの2-3万円」なんていうことも多いです。

買値が高い分、査定にも期待しがちですが、宝石の場合あまりに過度な期待はしないほうが良いです。

宝石のクオリティや価値について

次に「宝石の質や価値を判断する方法」について解説していきたいと思います。

実際にダイヤモンドと色石では鑑定の仕方も大きく異なり、質を判定する基準も異なります。

鑑定書や鑑別書といった直接的に宝石の価値を判断できる品物についても解説していきます。

ダイヤモンドのグレードを知る「4C」とは

業者ごとで見方が違うダイヤ

ダイヤモンドのグレードは細かく定められていて、「研磨(Cut)」「色(Color)」「透明度(Clarity)」「重量(Carat)」の4つの項目からダイヤモンドのグレードが決められます。

これを「ダイヤモンドの4C」と呼び、これを指標に質を判別されます。

研磨・カット

カットはダイヤモンドの「石の形」を評価する項目です。

石の質がどうこうという話ではなく、研磨をおこなった職人の腕に対する評価であり、ダイヤをグレード定める上で、唯一人間の手を評価する項目です。

「ラウンド・ブリリアンカット」というのが、ダイヤモンドをもっとも美しく見せるカットとして有名で、ダイヤの指輪などで一番多く使用される形です。

このような形を「対称性」「表面の研磨の美しさ」「総合的な形の評価」などから「3EX(トリプルエクセレント)」~「Poor」までの6段階評価でグレードを導き出します。

ダイヤモンドカットグレードチャート

色・カラー

ダイヤのカラーはアルファベットの「D」~「Z」までの23段階で評価されます。

無色透明に近ければ近いほど良いとされ、D評価のダイヤは最高品質のものであるとされています。

逆にZ評価となると、全体的に黄みがかったくすんだ色のダイヤを指します。

「D」「E」「F」くらいは最高品質の色のダイヤとされ、一般的には「H」評価までくらいが良質なダイヤモンドとされています。

透明度・クラリティ

ダイヤの透明度の指標になるクラリティを調べるときは、10倍に拡大したルーペを使用し、明るい光源を石に当てて鑑定士が判別します。

「内包物があるかどうか」「石の中に傷がないかどうか」などを調べます。

透明度が高ければ高いほど光の反射率も高く、美しく輝くダイヤと言えます。

これは“石の内部にまったく傷・内包物がない”最高評価を「FL(Flawless)」とし、“傷・内包物を肉眼からでも確認できる”最低評価を「I1、I2、I3(Included)」の全11段階で評価します。

重量・カラット

一般的にダイヤの大きさを比べる項目が「カラット(carat)」ですが、正確には重量(質量)を表す単位です。

1カラットは0.2gであらわされ、重いほうが価値があるとされています。

しかしカットが適切におこなわれていないと、カラット数が大きくとも、輝きが悪いダイヤになってしまいます。

あくまで適切なカットに対しての、カラット数でないと質の高いダイヤとはいえません。

4つの指標のうち唯一「カラットだけが台座などに刻印されている」場合も多いです。

価値が大きく異なる「一粒ダイヤ」と「メレダイヤ」

ダイヤモンドのジュエリーには大きく分けて「一粒ダイヤ」と「メレダイヤ(小粒ダイヤ)」という二種類があります。

  • 一粒ダイヤ:ダイヤモンドを大きく一石で使用されたもの
  • メレダイヤ:小粒のダイヤモンドを複数使用し合わせたデザインのもの

メレダイヤの場合は一粒ずつではなく、小粒のダイヤを全部足したカラット数であらわされます。

たとえば同じ0.5カラットのダイヤモンドでも、一粒ダイヤとメレダイヤでは価値は大きく異なります。

一粒ダイヤはメレダイヤの2倍以上の価値

より価値が高いとされているのは、希少性が高い一粒ダイヤです。

具体的な相場も同じ0.5カラットでも以下のような差が出ることが一般的です。

  • 一粒ダイヤ(0.5カラット)台座プラチナ製⇒買取額20万円
  • メレダイヤ(合計0.5カラット)台座プラチナ製⇒買取額8万円

このくらいの差が出るのが一般的です。単純なカラット数だけでなく一粒かメレダイヤかでも査定額は大きく変わってきます。

カラット数は宝石の価値を図る上で最重要項目だと言われていますが、カラット数が多くとも価値の低いダイヤはいくらでも存在します。

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高級ブランド品なら最高品質のダイヤが使われているの?

ティファニーのリング
写真:ティファニーのダイヤモンドリング

ノーブランド品の場合、品物によってダイヤモンドのランクにはかなりばらつきがあります。

しかしブランド品のジュエリーに使用されているダイヤなどは、ある程度の基準が引かれているため「ほぼ間違いなく品質が高いダイヤモンドが使用されている」ことは間違いありません。

例えば高級ジュエリーブランドとして知られる「Harry winston(ハリーウィンストン」では、カラーは最高評価である「Dランク」のもの以外は使用されていません。

同じく「TIFFANY(ティファニー)」の場合もほとんどの品物でDランクのダイヤが使用されています。

このようにハイブランド品の場合はダイヤの品質そのものも保証されているものも多く、査定額もある程度相場が定まっているため、ノーブランド品よりも確実に高額になります。

ルビーやサファイヤなどの色石の評価

「色石」と呼ばれる「ルビー」や「サファイヤ」「エメラルド」などの宝石類は、ダイヤなどより査定が一層難しく、正しく価値を判断できる鑑定士はとても少ないとされています。

鑑定書がないルビーなどは、正直かなり激安で買い叩かれることもあり、鑑定書があるかないかも非常に重要です。

色石は「天然のもの」「人口で作られたもの」「着色されているのか」そうでないのかなど細かく基準が設けられている上に、実際に人工的に作られたものでも、天然のものに引けを取らないクオリティの品も多いです。

それだけに専門業者でも価値を判断するのが難しく、相当目利きに長けた業者でない限り高額査定は難しいです。

色石は鑑定書はほぼ必須

色石の場合は鑑定書は必須といっても良いほど重要です。

より大きなサファイヤジュエリーなど価値の高いとされるものほど「鑑定書があるないで数万円単位で査定が大きく変わる」傾向があります。

ルビーやサファイアはダイヤモンドと違って、のちの加工によって変色させたりより綺麗にすることが可能な宝石です。

天然の石のほうが価値は高いものの、きれいな人工物も多いため、中古市場での人気は低いです。

そして買取業者によっては「ノーブランドの色石は1カラット以下のものは買取不可」とするところも多いです。

ノーブランドの色石ジュエリーについては以下のような条件が揃わないと査定はかなり安いです。

  • かなり良質な石(鑑定書付き)
  • 傷などもなく状態が良い
  • カラット数も高い
  • 台座がプラチナ製 など

実際に、以下のように色石は業者によって査定額が20倍以上開いた例もあり、業者による金額差もダイヤモンド以上に大きくなりがちです。

宝石類を売るときは鑑定書や鑑別書があるのがベスト

宝石やジュエリー製品を売るときは、ダイヤなら鑑別書と鑑定書の二点があるのがベストで、ダイヤモンド以外の色石などは鑑定書があることがベストです。(※鑑別書と鑑定書は違い、鑑別書はダイヤのみ存在します。)

鑑定書や鑑別書はブティックやデパート・宝石屋などで買えば、必ずついてくる石の品質を保障するものです。

ただし時間が経ったりしていると、なくしてしまっている方も多いです。

宝石類(ダイヤ・色石問わず)の鑑定書はあとからでも「米国宝石学会(GIA)」や東京上野にある「中央宝石研究所」で発行することができます。

ダイヤのGIA保証書
写真:GIAの保証書

石のランクにもよりますが、およそ5,000円程度、二週間くらいで鑑定書を発行してくれます。

なくしてしまった方はここで鑑定書を取り直してから査定に出すというのも一つの手です。

高額なジュエリーの場合は鑑定書の有無で数万円単位で変わってきますので、鑑定書の費用を差し引いても利益が出るほど査定に影響する場合もあります。

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鑑別書の有無で査定が100万円以上変わった例も

過去に経験した例では、ノーブランドでプラチナ台の3カラットの一粒ダイヤのリング(鑑別書なし)を査定に出したところ、買取店で「120万」という査定がでました。

後日中央宝石研究所で鑑別書を取得し、再度別業者に査定に出したところ「230万」という査定がでたケースがあります。

業者による違いもありますが、確実に鑑別書の影響も大きいです。

これほど金額に差が出る例もありますので「鑑別書※がある(※色石の場合は鑑定書)」に越したことはありません。

宝石の買取に長けた業者選びについて

ダイヤモンドの査定ポイント

宝石関連を売りに出すときは、業者選びがとても大事です。

上で参照した記事もそうでしたが、業者によってはしっかり鑑定できないところもあります。

特に色石については、値段の開きが激しく、間違った業者に出してしまうと、せっかく価値の高い石でも二束三文にしかなりません。

しっかり鑑定しているかどうかを見定めるために、実店舗で査定に出す際には以下のようなポイントもチェックしましょう。

  • 鑑定が素早くないか、時間をかけているかどうか
  • 当時の購入状況などを詳しく聞いてくるかどうか

業者によって鑑定に自信がないところだと、時間短縮ために素早く鑑定と査定を終わらせてしまうところも多いです。

宝石類の鑑定はプロでも難しいものですので、できるだけ時間をかけて、丁寧に鑑定してくれる業者をおすすめします。

どこで買ったかどうかしっかり確認してくれるかも一つのポイントで、宝石類は販売店の信頼度も重要です。

宝石の買取におすすめ買取業者3選

宝石類の買取に特におすすめの業者を厳選して3つ選んでみました。

とにかくどこに査定に出せばいいかもわからないという方は是非参考にしてみてください。

  1. コメ兵

    コメ兵ジュエリー

    買取実績 5.0
    対応速度 4.0
    オススメ度 5.0
    買取業界最大手!
    宝石やジュエリーが抜群に高い
    業界最高水準での高額買取店

    コメ兵はブランド・貴金属買取業界最大手の買取店です。そのため販売力がもっともあり、査定員の知識もどこよりも豊富といっても過言ではありません。ブランドジュエリーに関しての相場は、店舗から宅配での買取まですべて社内で買取相場を共有しているため、査定も常に安定して高いという特徴があります。

    ジュエリー販売に関しては業界内でもダントツというほど販売力があるため、ノーブランドジュエリーでも状態の良い品であればかなり高値が付きます。まず最初にコメ兵に査定に出しておけば間違いないというほど、宝石類に関しては業界でも屈指の高額買取店です。

    管理人のレビュー

    コメ兵は業界最大手というだけあって、どんな品物を査定に出しても安定して高値を付けてくれます。そのためコメ兵の査定は業界の指標などとも言われています。ブランド・ノーブランド問わずに買取してくれますが状態が悪い品物はあまりおすすめしません。ただし状態の良い品であればノーブランド品でも非常に高値を付けてくれますので、宝石類の買取に非常におすすめです。。

  2. リファウンデーション

    リファウンデーション

    買取実績 4.5
    対応速度 4.5
    オススメ度 4.5
    ダイヤモンドに強い!
    信頼できる買取業者
    幅広い宝石に深い知識を持つ鑑定士!

    宝石や貴金属などの買取に特に強い「リファウンデーション」は池袋に実店舗も構える業者で、宅配買取も利用でき、宝石を買取してもらう上で大変便利です。ダイヤモンドの査定に非常に強いですが、それだけでなく色石や台座もしっかり鑑定できる評判の高さが魅力です。

    宅配買取を利用すれば全国どこからでも査定ができ、到着次第すぐに査定・即日入金も可能です。キャンセル・手数料・送料なども一切無料でおこなうことができますので、手軽に査定だけお願いすることなどもできます。

    管理人のレビュー

    池袋に実店舗があり、そこでも査定がおねがいできる信頼感の高い買取業者です。宝石・貴金属などの扱いに長け、専門の鑑定士も常駐しています。公式サイトでも査定実績もたくさんあり、幅広い色石や小さい石など鑑定が難しいものでも、しっかり鑑定し高額査定をしてくれるため、安心して査定を任せられる業者の一つです。

  3. 七福神

    七福神キャプチャ

    買取実績 4.5
    対応速度 4.0
    オススメ度 4.0
    金やプラチナがメイン!
    貴金属の買取に抜群に強い
    高額査定が魅力の買取店!

    七福神は都内を中心に9店舗を構える貴金属・ブランド買取業者です。ここの特徴は貴金属の買取に異常に強いことです。18Kの相場も公式サイトで常に更新公開していますが、他社よりも200円ほど高いという貴金属に関してはどこよりも高い水準です。

    店舗予約もできますが、宅配買取も無料で利用できます。宅配キットなどもサイズを選べて無料で取り寄せられるため、梱包の不安もなくおすすめです。色石類の査定はイマイチですが「金・プラチナ・ダイヤモンド」に関してはこの業者がもっとも高いです。

    管理人のレビュー

    七福神はブランド品の取り扱いもありますがこちらはイマイチで、圧倒的に貴金属に特化した業者です。ちょっと壊れている18Kジュエリーや鑑定書がないジュエリーなどでも問題なく、どこよりも高い査定を提示してくれます。金額交渉はできずはじめからMAX金額を提示してくれますので、宅配でも高値が期待できます。

時間が許すのであれば複数業者で査定

実際に宝石類は、査定額にかなりばらつきがあります。買取業界でも特に査定が難しいジャンルで、業者によって査定額はピンキリです。

ブランド品などはブランド力や人気によって相場が定まっていますが、ノーブランドの宝石類は石そのもの一つ一つを、適切に評価しなくてはならないため、買取業者の腕にもかなり左右されてしまいます。

時間が許すのであれば、いくつかの業者を利用し、査定額をいくつか比較した上で売りに出したほうがより高く売れる確率も高いです。

一つの業者のみの査定で決めるのは、宝石類に関しては特におすすめしません。

まとめ

宝石を売る際には、まず「しっかり査定ができる業者に出す」というのが非常に重要なポイントです。

正直ブランド品をメインに取り扱いしているような業者だと、中には宝石類に強くないところも多いです。

それに加え、ある程度自分でも石のクオリティがどれくらいの品物なのかを判断できるとベストです。

宝石の場合はブランド品のバッグなんかよりも、業者によってかなり査定額の差も大きくなってきますので、価値の高い品物ほど手放す際には慎重になることをおすすめいたします。

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