今回は「GUCCI(グッチ)」の品物5点を大手買取店8社に持ち込み、査定金額を比較していきたいと思います。
グッチは近年デザイナーが変わり、全体的なデザインのテイストが一新されたことで、人気が再燃しつつあります。
それに伴い買取額が徐々に上がっていることもあって、バッグや財布などの「古い品物の評価が買取店によって大きく異なる」という傾向があります。
そういった点なども踏まえてもっとも高く売れる買取店はどこなのか?徹底比較していますので、グッチの品物を売る際にぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
査定に出したグッチの品物について
今回査定に出した内容は計5点です。
- バッグ2点
- 財布1点
- 時計1点
- 貴金属1点
グッチはバッグや財布だけでなく、腕時計などをお持ちの方も多いと思います。
品物によって買取店ごとで大きく金額差が出ると思いますので、その点もチェックしてみてください。
査定に出した品の詳細は以下で解説しています。
チェーンショルダー GGマーモント
定価:22万円前後
状態:角スレが多少あり、美品
付属品:無し
今回の目玉となる一品は、一昨年に発売された「GGマーモント」という人気シリーズのチェーンショルダーバッグです。
グッチのバッグの中でも今一番人気が高いといっても過言ではないバッグで、定価も比較的高額な部類であることもあり、金額的にも高めな買取が期待できます。
もっとも定番のレザー、かつブラックという色なのでそのあたりも高評価が望める一品です。
バンブーターンロック2WAYレザーバッグ
定価:10万円前後
状態:美品だが裏に大きな汚れあり
付属品:無し
二つ目のバッグは、グッチの古くからある定番「バンブーシリーズ」の2WAYバッグです。
写真の通り状態は比較的良好ですが、裏側にかなり目立つ汚れがあります。
古い品ともあり、この汚れで買取業者がどれくらい評価を下げるのかという点も気になるところです。
シマラウンド長財布 レザー
定価:8万円前後
状態:使用感が見られる中古品
付属品:箱のみ
査定に出したグッチの財布は、定番のGG柄のレザー長財布です。
この柄の財布類はキャンバス地の品などラインナップも豊富ですが、もっとも人気な黒でレザーを使用したモデルです。
ただ財布の中古品のため、比較的使用感が見られるため、買取での査定がどのくらいになるかはチェックしていただければと思います。
チェンジベゼルウォッチ
定価:5万円前後
状態:良好だが電池切れ
付属品:交換用カラーベゼル
腕時計は「チェンジベゼルウォッチ」という名の通り、交換用のベゼルが付いた女性用の腕時計になります。
最近の品ではなく、ブランド品にしては正直かなりチープな作りな印象で、本当に売れるのか?というような感じです。
素材も金メッキなため、18Kのような素材の価値はほとんどないと思われます。
ネックレスチェーン K18イエローゴールド
定価:4万円前後
状態:良好・トップ無し
付属品:無し
最後はグッチの「ネックレスチェーン」となります。トップと組み合わせて使用する品ですが、トップはなくチェーンのみの査定になります。
一応小さく「GUCCI」というロゴが刻印されていますが、ぱっと見はブランド品とはわかりません。
このチェーン自体重さが「2.3g程度」となっていて、素材は18Kイエローゴールドのため、素材の価値だけでも7,000円程度は期待できるかと思います。
無料査定を利用した大手買取店8社
今回グッチの品物の査定をお願いした買取店は、都内を中心に展開する大手8社です。
- コメ兵-KOMEHYO-
- 大黒屋(チケット)
- BRAND OFF-ブランドオフ-
- 銀蔵
- なんぼや
- 質セキネ
- BRAND PEACE(ブランドピース)
- 買取プレミアム(出張買取専門店)
いずれにせよ「ブランド品の高額査定に自信あり」と謳っている買取店となります。
質屋や出張買取専門店など幅広く網羅
基本的には大手の店舗を構えているブランド品専門の買取店を中心にしていますが、今回は質屋としての営業がメインで買取もおこなっている「質セキネ」た、店舗を持たない出張買取の専門店「買取プレミアム」など、ジャンルに偏らずに比較してみました。
経験上、店舗を出していない「出張専門店のほうが査定額が高い」ということも過去に何度もありましたし、質屋などは大手ブランド買取店とまったく違う査定の出し方をしているケースもあるため、今回は上記の8社で比較していきます。
グッチの品物5点の査定結果とは?
それでは上記8社のグッチの品物計5点の査定結果を比較していきます。
結果は以下のようになりましたので、品物ごとにチェックしてみてください。(※最高値は赤字、最低値は青字で記しています)
最高額(MAX差額) | コメ兵 | 大黒屋 | ブランドオフ | 銀蔵 | なんぼや | 質セキネ | ブランドピース | 買取プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100,000円(±30,000円) 【質セキネ・ブランドピース】 |
70,000円 | 80,000円 | 80,000円 | 90,000円 | 80,000円 | 100,000円 | 100,000円 | 90,000円 | |
60,000円(±56,000円) 【質セキネ】 |
5,000円 | 4,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 13,000円 | 60,000円 | 38,000円 | 8,000円 | |
24,000円(±21,000円) 【ブランドピース】 |
3,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 5,000円 | 6,000円 | 3,000円 | 24,000円 | 15,000円 | |
10,000円(±9,500円) 【買取プレミアム】 |
3,000円 | 3,000円 | 1,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 買取不可 | 500円 | 10,000円 | |
16,000円(±8,500円) 【ブランドピース】 |
12,000円 | 10,000円 | 8,000円 | 7,500円 | 7,500円 | 9,000円 | 16,000円 | 8,200円 | |
査定金額の合計 | 178,500円(±85,500円) 【ブランドピース】 |
93,000円 | 102,000円 | 109,000円 | 115,500円 | 109,500円 | 172,000円 | 178,500円 | 131,200円 |
今回もかなり大きな金額の差になりました。
まとめ売りでも「最大85,500円の金額差」になっていて、安い買取店で売ってしまうと「およそ半分の金額にしかならない」ということが分かるかと思います。
一番高かった買取店は?
今回の査定結果でもっとも高値を付けてくれたお店は「ブランドピース(>>公式サイト)」となりました。
1位 ブランドピース 査定合計:178,500円
2位 質セキネ 査定合計:172,000円
3位 買取プレミアム 査定合計:131,200円
このような結果になっていて、上位の二つの業者が他社と比較してかなり高値という結果になりました。
逆に安いほうの順はというと、以下のように大手が占めるといった結果になっています。
最下位 コメ兵 査定合計:93,000円
7位 大黒屋 査定合計:102,000円
6位 ブランドオフ:109,000円
もちろん品物によって変わることは間違いありませんが、グッチの品物の査定に関しては、上記の買取店は決して強いとは言えないようです。
グッチを売るときは付属品の有無はほぼ関係なし
今回グッチの査定に出した品物は「ほとんどが付属品なし」という状態で査定に持ち込みましたが、付属品がないことを突っ込んできた買取店は一つもありませんでした。
そのため、基本的にグッチの品物は「付属品の有無は査定にほぼ影響しない」ということが言えると思います。
バッグなどを売る場合でも、無理に付属品を探す必要性は低いです。
査定の細かなポイントを徹底分析
細かな点を分析していくと、一番の目玉であった「チェーンショルダー」に関しては、人気で流行りの品物ということもあってか「最高が10万円、最低が7万円」とそれほど開きがありませんでした。
しかし「2WAYバッグ」に関しては、「最高が6万円、最低が3,000円」ととんでもなく値段が開きました。
バンブー2WAYショルダーの査定額には疑問が・・・
しかし正直2WAYバッグに関しての「質セキネ」の金額は査定員が間違えているのではないか・・・とも思えます。
定価が10万円でプレミアも付いていない品ですし、汚れもありますので“販売価格ですらMAX6万円程度かな”というのがだいたいの相場観です。
とはいえこの金額で無事買取成約して、6万円で買っていただけたのが事実です。
ブランドピースの38,000円ですら、他社が軒並み1万円前後なのを考えると、相当高い査定であると思います。
真相はわかりませんが、ミスによる高額査定だと思うと、私にとっては少し幸運だったのかもしれません。
古い財布や腕時計は金額差が大きい
今回は財布と腕時計の査定金額にもかなり幅がありました。
長財布に関してもMAXは24,000円なのに対して、一番安かったところは3,000円、過半数が1万円以下の査定額となっています。
腕時計も買取不可、500円、1,000円となった中で「買取プレミアム」だけが1万円という高額査定を付けてくれました。
財布や腕時計はグッチの品物の中でも買取需要が高い品ですので、査定時には適正価格で売れるように気を付けたいところです。
グッチの貴金属は目方(重さ)になるところもある
今回はネックレスチェーンの査定のため、確実なデータとしては不十分かと思いますが、銀蔵となんぼやの2社の7,500円という査定は18Kの重さのみの査定結果だと思われます。
金は素材だけでも価値がありますので、今回のチェーンはおよそ2.3グラムですので素材だけでも買取相場は8,000円程度となります。
逆にこれより高い査定を付けてくれた買取店は「素材+グッチというブランド代」として金額を出してくれたということになります。
ブランド品の貴金属の場合は、重さ(目方という)だけでなくブランド品もしっかり査定にプラスしている買取店で売るほうが間違いなく高値が付きます。
品物によって買取店を使い分けるのがベスト
もちろんですが、買取店によって傾向は異なります。
今回安定して高値を付けてくれた「ブランドピース」は、唯一腕時計にだけ安い査定を付けています。
バッグや財布などを売るのには適していますが、安めの腕時計や小物類などを売るのにはあまり適していない可能性もあります。
腕時計や小物類を売るときは特に注意
「質セキネ」もブランドピース同様にバッグ2点には高い査定を付けていますが、財布は3,000円と最低価格、腕時計は買取不可で決してどれも高値というわけではありません。
もっともどの品物でも安定して高めの金額を出してくれたのが「買取プレミアム(>>公式サイト)」かなと思います。
腕時計など低価格な品でもかなり高値を提示してくれる傾向が見えました。出張専門店という特徴はありますが、気軽に査定をお願いする上では一番良い指標にもなりえそうです。
まとめ
今回はグッチの品物を5点査定に出して査定結果を比較してみましたが、結果はかなり金額にも差が付き、売る際には注意していただきたいブランドの一つです。
特に今回の2WAYバッグや長財布のような、そこまで「状態が良くない品に関しては、大手の買取店などでかなり安めの査定を提示される」ことも考えられます。
ある程度相場を理解していれば問題ありませんが、そうでないと思わぬ損失を招く危険性もあります。
グッチの品物の売却や買取をお考えの方に、今回の査定結果と分析が少しでもお役に立てれば幸いです。
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