売れる食器はどんなものだろうか?

最近買取業界の中でも流行りつつあるといってよい「食器の買取」について今回は解説していきたいと思います。

食器の買取なんてマイナーだしうちはやらないよ・・・数年前にいろんな買取業者に聞いて回ったらこんな回答がほとんどだったと思いますが、今では多くのブランド買取業者などの大手が食器にも対応していますし、買取市場としても食器はかなりの成長市場になりつつあります。

そんなの売る側からしたら関係ないのでは?なんて思うかもしれませんが、多くの業者が取り扱えるようになると買取価格でも競争が起こり、売る側にもメリットはたくさんあるのです。

今回はそんな食器の買取にまつわる現状やおすすめの買取業者など、食器を売るときに役立つ知識を徹底的に解説していきます。

食器の買取における基本情報

食器の買取に関しては最近ポピュラーになってきたばかりです。以前はリサイクルショップなどで売る方法などがメインで、そもそも食器を正しく査定できる鑑定士もとても少なかったです。

しかし近年では中古食器にも需要が高まるようになり、ブランド品の買取業者などでも食器を取り扱うようになり、食器を見れる鑑定士も激増しているように感じます。

肝心のどれくらいの値段で売れるのか?という点ですが、食器の場合は「使っていない品(未開封箱あり)」と「ブランドでも使用された品」では大きく異なります。

ブランド食器の場合では未開封であれば中古とはいえ価値は新品とほとんど変わりませんので、定価の30%-40%くらいの高い買取率で売ることも可能ですが、使ってしまったものに関しては人気ブランドでも10%ほどの買取率になってしまう場合もあります。

売りに出してまとまったお金を手にする場合には、

  • ブランド食器などの未開封のものを売る
  • ある程度まとまった数の食器を一度に売る

このどちらかが必要になります。

狙い目は引き出物やギフト

食器の買取で一番のねらい目ともいえるものが「引き出物」や「ギフト」としていただいた食器です。

未開封のままとってあることも多く、かつある程度のブランド品であることが間違いないため、もっとも高く売れる食器の部類といっても過言ではありません。

ネーム入り・イニシャル入りなどは注意!?


引き出物などの場合唯一注意したい点は「ネームやイニシャルが入っていないか」どうかです。

どんなに高級ブランドの食器の場合でも、ネームなどが入ってしまうと価値としては激減してしまいます。

ほとんどの場合ネーム又はイニシャルが入った食器は買取不可になりますし、数万円で売れる高級食器であってもネーム入りならば買取額は3分の1くらいになってしまうことも普通です。

どんな食器が高く売れるのか?

それでは実際にどういった食器が高く売れるのかなどを細かくまとめていきたいと思います。

売れる食器として認知されているのは、大雑把に分けると以下の三種類です。

  • 食器専門ブランドの品
  • 海外高級ブランドの食器(ノベルティなど)
  • 国内伝統工芸品・焼き物など

高く売れる食器ブランド一覧

ここでは食器ブランドとして人気が高く、買取市場でも人気のブランドをまとめています。

間違いなく高く売れる超人気食器ブランド

・Baccarat(バカラ)
・WEDGWOOD(ウェッジウッド)
・ROYAL COPENHAGEN(ロイヤルコペンハーゲン)
・Meissen(マイセン)
・Noritake(ノリタケ)

この辺りは食器ブランドとしては鉄板人気を誇っていますので、どこの買取業者でも力をいれて買取してくれます。

これらよりは少し落ちるものの、それでも買取市場で人気が高いブランドは以下の食器ブランドです。

愛好家が多い食器の人気ブランド

・Richard Ginori(リチャードジノリ)
・Narumi(ナルミ)
・ROYAL CROWN DERBY(ロイヤルクラウンダービー)
・RAYNAUD(レイノー)
・Afternoon Tea(アフタヌーンティー)
・大倉陶園

上記のブランドも十分に高く売れるといえる範疇です。

もちろんほかにも食器ブランドはたくさんありますが、多くの業者が力を入れて買取している食器ブランドとなると上記のようなところに落ち着くのかなと思います。

高級ブランドが出している食器も高額買取の対象

必ずしも食器のブランドでなくても高く売れる場合があります。

高級ブランドとして知られる「Hermès(エルメス)」や「TIFFANY&CO.(ティファニー)」なども食器類の展開がありますので、こういった品物も当然高額買取の対象になります。

値段としてもエルメスであれば上記した食器ブランドのさらに上をいくような品も多いため、一点で査定額数万円を越える品物も多々あります。

この二つのブランド以外にも「Louis Vuitton(ルイヴィトン)」がノベルティとして食器を配布したこともありますし、「CHANEL(シャネル)」ではマグカップの取り扱いもあります。

高級ブランドで扱う食器自体決して多くはありませんが、これらの食器に関しても食器ブランドの食器と同じようにかなり高く買取してもらうことが可能です。

日本の伝統工芸品の中にはとんでも価格な品も

最後に高く売れる食器としてご紹介するのは日本の伝統工芸品や焼き物(陶磁器)の類のものです。

上で紹介した「ノリタケ」や「大倉陶園」は日本のブランドですがあくまで洋食器メーカーですので、ここでは「和食器」を扱うメーカーをご紹介します。

国内の高級な焼き物としてもっとも有名なのが「有田焼」です。その中でも最高級な品は「古伊万里」などと呼ばれています。いずれにせよ洋食器と同じように高額査定が期待できる品物です。

有田焼などの和食器を扱うメーカーとして有名なのが以下です。

高く売れる国内有名和食器メーカー

・辻常陸
・香蘭社
・たち吉

なかでも「辻常陸」は古くから宮内庁などに愛され350年も続く歴史を持つ窯元で、お値段も数十万円以上する品物も多々あります。

貴重な品物ともなればまさに国宝レベルともいえる品もあるため、はっきりいって食器という枠を遥かに超えた骨董品としての価値があるお宝も存在します。

そこまでの品物ではなくとも、有田焼をはじめとする和食器に関しても十分高値が付く傾向があります。

買取業者の選び方について

食器においても買取業者の選び方はとても重要といえます。近年食器を扱う買取業者が増えた来たとは言ったものの、食器を鑑定するのに必要な知識量は膨大とも言えます。

マイナーな食器などの鑑定に関してはまだまだ基準が定まっていないため、ブランド品のバッグなんかよりも業者によってかなり大きな金額差が生じることがあります。

リサイクルショップなどでも洋食器を取り扱うお店は多いものの、鑑定士のレベルとしてはいまひとつかなと思います。食器に特化しているところなら良いですが、いわゆる総合リサイクルショップなどで買い取りしてもらうのはおすすめしません。

ここでは本気で食器の買取に力を入れているとされている「食器の買取に強い業者」についてまとめていきます。

ブランド食器や骨董品に強い「福ちゃん」

福ちゃんキャプチャ

高級食器や骨董品などの買取に強い「福ちゃん」は食器の買取ではかなりおすすめです。

食器を専門に査定する鑑定士も多数抱えているため、洋食器和食器問わず幅広い知識を備えていて、査定金額も間違いありません。

未使用のものでなくとも「使用済みの品」「不揃いの品」「傷や破損がある品」でも買取が可能なため状態問わず売ることができます。

買取方法は「宅配買取」や「出張買取」といった方法が選べるため、無料のメール相談から詳しいスケジュールを確認してみてください。

即日で売れる速さが魅力のバイセル

スピード買取骨董品キャプチャ

即日で「すぐに処分したい」もしくは「現金化したい」ということであれば、出張買取サービスが魅力の「バイセル」がおすすめです。最近ではテレビCMなど露出も増えて人気が高まっています。

出張買取専門というのが大きな特徴で地域によっては最短2時間ほどで自宅まで査定員を派遣してくれます。全国ほとんどの地域で翌日には出張に来てくれる速さは業界随一です。

こちらは洋服や着物やブランド品など様々なジャンルを取り扱いしているものの、専門ジャンルに特化した査定員が多く、食器の買取ということを伝えれば食器に強い査定員が派遣されます。

骨董品や和食器がメインではあるものの、洋食器であっても問題なく査定してもらえます。

実店舗を持たない業者のため正直かなり査定も高く、対面で見てもらえるため金額交渉などにも応じてくれるというメリットがあります。お願いして間違いない業者です。

最短当日での出張買取!-バイセル-

高額な食器を売るときは慎重に

最後になりますが、食器の中には数万円~数十万を超える貴重な品や高価な品も多数あります。

そういった高額な品物を売りに出す際は、よほどの急ぎなどでない限りは複数の業者で査定してもらい、必ず比較した上で売却することをお勧めいたします。

食器は買取業者から見ても骨董品などと並び、かなり査定が難しいジャンルの一つです。そのため業者ごとで査定のばらつきも多くみられます。

損しないように売るためには、面倒ではありますがいくつかの業者で見積もりを取ることをお勧めいたします。