バーキンの買取情報を徹底解説

エルメスの「バーキン」はブランドバッグの中で、もっともリセールバリューに優れたアイテムです。

ですがバーキンは「サイズ素材」などバリエーションが多く、同じバーキンでもモデルによって大きく買取相場が変わってきます。

またトレンドによる相場変動もかなり激しいです。

このページでは、以下の項目を徹底的に解説しています。

  • バーキンの売却はどこのお店がおすすめ
  • サイズ・色・素材別のリアルな買取相場
  • 少しでも高く売るための査定ポイント

上記を中心に、2024年最新のトレンドを踏まえて解説しています。

バーキンの売却を検討されている際にはぜひ参考にしてみてください。

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今回は実際にHermès(エルメス)の人気バッグ「バーキンを買取査定に出したらどこの買取店が一番高いのか?」という検証をおこなってみました。ブランド品の中でも特に人気の高いバーキンは、買取査定においても非常に高額で売却できることでも知られています。一般的な中古ブランド品の買取相場は定価の10%-20%程度とされていますが、バーキンは平均しても定価の50%以上で売却できる超高価買取商品です。今回はバーキン二点を実際に買取店で査定をしてもらい、どこが一番高かったのかを検証しています。バーキンを売りたいとお考えの...

買取店の選びの重要性

バーキンの買取情報を徹底解説

バーキンを高く売る上で、バーキンに強い買取店選びは必須です。

バーキンの買取相場はトレンドだけでなく、為替や株価などの様々な要因で変動します。数十万円単位の買取相場の変動が数日で起きることも珍しくありません。

そのため以下のポイントをおさえる買取店を選びましょう。

  • 最新のバーキン相場情報を持っている(主に海外)
  • バーキンの基本的な人気や相場傾向を知っている
  • 古いバーキンや珍しいバーキンの知識も豊富である

お店によって買取金額が異なるのは、基本的な相場観を知っているかどうかはもとより、最新相場を把握しているかどうかが主な要因です。

正直知識がないからこそ、高額で買取してくれるケースもなくはないです。

しかし最新相場を正確に把握しているお店の方が安心して利用できると思います。

リサイクルショップや質屋で売るのがおすすめできない理由

バーキンを売る際に、質屋やリサイクルショップの利用はおすすめしません。

理由としてこれらは幅広いジャンルの商材を取扱いしていて、相場変動が激しいバーキンに対する専門知識や最新情報に乏しい可能性が高いからです。

専門店よりもバーキンを取扱う件数も少なく、高く評価してくれるケースは少ないです。

バーキンの買取は必ず専門店で

バーキンの買取査定を依頼する際は、必ず「ブランド専門買取店」を選ぶようにしましょう。

より専門的に「バーキン」や「ケリー」といった高額商品をメインに取扱いしている買取店がベストです。

多くのブランド買取店は、基本的にブランド品であればなんでも買取してくれますが、お店によって強いジャンルやブランドは異なります。

貴金属や宝石に強い買取店もあれば、エルメスよりも安めの価格帯の商品に力を入れている買取店もあり、そうした買取店も最適ではありません。

バーキンの買取におすすめの買取店

実際に当サイトで査定依頼をした買取店や、口コミ評判などを元にバーキンの査定におすすめの買取店を紹介しています。

調査した中で、もっとも高く評価したお店は「FIRSTCLASS-ファーストクラス-」です。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-

中古バーキンを複数社に査定を出した検証の際(>>検証記事はこちら)、一番高く金額提示したのは「FIRSTCLASS-ファーストクラス-」でした。

バーキン高価買取の情報を掲載している買取店は多いですが、買取事例を掲載しているところは少ないです。

ファーストクラスは実際のバーキン買取事例を写真や買取価格付きで掲載していて、更新頻度が高い点も信頼度が高いです。

「関東エリア(東京・千葉・神奈川・埼玉)」は出張での対応が可能で、それ以外のエリアでは宅配対応となっているため、やや使い勝手が限られますが持ち込む手間がないのは便利です。

査定にかかる費用は全て無料となっていて、初めてでも利用しやすい買取店かと思います。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-公式サイトはこちら

様々な買取方法について

バーキンを換金するための買取方法についても少し解説します。

基本的にバーキンを扱う買取店で利用できる方法は下記の三つです。

  • 店頭買取
  • 出張買取
  • 宅配買取

どれが高い安いというのは基本的にはありませんので、自分に合う買取方法を選ぶのが良いと思います。

一般的な店頭持ち込み以外の買取方法について補足しておきます。

宅配買取でのトラブルはあるか

宅配買取で高額品を送ることは不安という方も多いと思います。

バーキンのような高額品を宅配で送る場合は事前に問い合わせすることをおすすめします。

事前に目安などを聞き、ある程度納得した上で送付し、できるだけ返ってくることがないようにするのが良いと思います。

私自身は宅配買取を何度も利用し、当サイトでもレビューを書いていますが、傷ついて返送されたり紛失されたなどのトラブルに見舞われたケースは今のところありません。

しっかり対応してくれる買取店であれば、高額なバーキンにおいても問題なく利用できると思います。

ただバーキンを送るのであれば、細かな傷なども査定対象となりうるため、より厳重に梱包した方が良いです。

手軽で便利な出張買取

バーキンなど高価な品物であれば、出張買取もおすすめです。

出張買取は査定員が自宅まで来てくれ、商品を持ち込む手間もなく、手軽に複数点売却することもできます。

出張の場合、査定員のスキルによって査定時間が異なるため、品物が多い場合には査定時間の目安なども聞いておいた方が良いです。

稀に出張での査定に何時間もかかったといった口コミも見られますので注意してください。

なお出張買取については、必ず予約制のブランド専門買取店を利用するようにしましょう。

飛び込み営業の不用品買取店や、ポスティングチラシなどから出張買取を申込むと悪徳業者に当たる可能性が極めて高くおすすめしません。

LINE査定は気軽にできるが参考までに
バーキンのLINE査定は不正確
写真:大手買取店ではLINEでも査定ができるが

近年買取店では「LINE査定」のシステムを取り入れているお店が多いです。

ただバーキンは状態や年式などによって、似たようなアイテムでも金額に幅があり、実物を見てみないと評価が難しい品物です。

細かく情報を伝えれば、ある程度の目安は提示できますが、大まかな情報だけだと、LINE査定と実際の査定に大きく差異が出てしまう恐れもあります。

例)
バーキン30 エトゥープ トゴ □L刻印
LINE査定の結果⇒100万円〜150万円

大まかな情報だけだと、幅のある買取金額を提示をする買取店も多いです。

新品であれば大きな差額は出ないものの、傷等がある中古品の場合には、数十万円以上の減額となる可能性も高いです。

簡易的な目安としては参考になりますが、あくまで目安程度に留めておくのが無難です。LINEでの査定結果がダントツで高かったといって信用し切らないことが大事です。

大手の買取店の査定は高いのか

バーキンの買取店ごとの査定の差に関しては、いわゆる大手というほど大きいところよりも、比較的小規模の専門性に特化したところの方が高い傾向があります。

大手の場合、極端に安いということがない点では安心できますが、反対にもっとも高値をつけるところは意外とバーキンの買取に特化した中小規模のお店のケースが多いです。

買取店ごとの傾向や特徴について

バーキンの買取に力を入れている買取店ごとの特徴について簡単にまとめていきます。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-

先ほども紹介したファーストクラスに関しては、無店舗ながらバーキンの買取価格が高く、対応も良いためおすすめです。

電話でも「バーキンの詳細(色・素材・金具の色・刻印・使用感)」を伝えれば目安も丁寧に教えてくれます。買取事例がホームページ上にたくさんあり、事例の検索機能なども充実しています。

基本的には出張での対応ですが、宅配も受け付けてくれますので、気軽に相談してみるのも良いかと思います。

ファーストクラスの公式サイト

コメ兵

ブランド業界で最大手と言われているのがコメ兵で、全国展開している大型ブランド専門買取店になります。

おそらく一番多くのデータを持っているブランド買取店ですので、幅広いジャンルを取り扱っており、逆を言えばバーキンに特化している印象もありません。

ただし販売力は強いため、バーキンの人気どころの新品製品など、ハマればどこよりも高い高額買取が実現する場合もあります。

コメ兵の公式サイト

質 大黒屋

大黒屋はブランド買取業界に大手が二つあり「オレンジの看板の大黒屋」と「質 大黒屋」があります。

オレンジの看板の大黒屋はチケット販売などもメインにしており、質の大黒屋はブランド品の専門買取店となっています。

チケット大黒屋はFC店も多く査定価格にばらつきがありますが、質大黒屋はエルメス製品にも力を入れて買取しているためおすすめです。

大黒屋の公式サイトへ

Brandear-ブランディア-

元々は宅配買取専門店としてスタートしたブランディアですが、近年は店頭買取も行なっています。

以前は他のブランド買取店と比べ査定が安いなどの口コミも多かったですが、かなり水準も高くなっているという傾向です。

宅配システムも非常に使い勝手がよくブランド買取店を利用したことないという方にも簡単に利用できると思います。

なんぼや

なんぼやもコメ兵に次ぐブランド専門買取店ですが、コメ兵と異なる点は買取専門であるところです。近年は店舗数もかなり増やしており利用者数も増えている印象です。

なんぼやのスタート当初は本当にどこよりも高く買取してくれる店と言ってもよいほど、買取価格が高いことが噂になっていましたが、最近は平均的になってしまったという声も多いですね。

ブランドピース

大阪を中心に展開しているブランドピースは、エルメスを専門的に取扱いしている買取店です。

店頭販売においてもバーキンたケリーといった人気モデルの在庫数も多く、新品をはじめとしたエルメス製品を高く評価してくれる傾向にあります。

おたからや

総合買取店として最大規模の有名店がおたからやです。積極的な広告戦略をおこなっていますし、ネット広告だけでなくチラシなどでもよく目にします。

おたからやに関しては、当サイトに寄せられる口コミ評価もかなり厳しいものが多く、査定価格や対応なども良い評判は少なめです。

元々他のブランド買取店とは異なり、フランチャイズ展開が多いお店のため、サービスにばらつきがあるのはある程度仕方ない部分でもありますが、バーキンなど高価な品物の売却はおすすめできないかなと思います。

近年のバーキン買取における傾向と分析

バーキンのカデナの大きさ比較

バーキンは非常に高額で売れるブランドバッグです。

定価が高いということもあり、数万円にしかならないということはありえません。(※どんなに状態の悪いバーキンでも10万円以下になることはないと思います)

また、世界中のセレブが欲しがるほどの人気を持ちながら、全て手作業で作られるため生産数も少なく、中古品の需要も非常に高いです。

そういった点からバーキンは売値が落ちにくく、資産価値がある唯一のバッグと形容されることさえあります。

ただし金額が高額で世界中で需要があるため、為替の影響やトレンドの変化によって相場が大きく変動するという特徴があります。

2024年今現在の相場感について

世界的に物価の高騰が続き、ラグジュアリーブランド製品全体で価値が高まっています。

エルメスのバーキンはそういった状況を象徴するアイテムの一つです。

2024年2月には大幅な価格改定があり、バーキン30(トゴ素材)の定価は「1,903,000円(税込)」となりました。

それに伴い買取相場も高騰が続いています。

相場が上昇している主な要因としては、以下のように分析しています。

  • 物価の上昇に伴った定価の改定
  • SNSの普及による人気の上昇
  • ブランドバッグの最高峰というブランディング

エルメス製品は最新の価格改定により定価が20%ほど上昇し、それに伴い中古相場も上昇しています。

バーキンと他のブランドバッグが異なる点は、どれだけ値上げしても、需要に対して供給が圧倒的に足りていない点です。

また「バーキン=ブランドバッグの頂点」という地位も揺るがず、他に匹敵するバッグがない立ち位置を確立している点も大きいです。

バーキンのプレミア価値もここ数年でどんどん高騰しています。

色による買取価格の差が広がっている

相場は全体的に右肩上がりですが、色による買取価格の差は年々大きくなってます。

以前のように、バーキンであれば何色でも需要があるという状況ではなく、人気の色であることが中古相場では重要です。

そのため人気の高い「ブラック」や「エトゥープ」などの新品買取相場は「250万円以上や300万円前後」と高額なものも多いですが、赤系や青系などになると買取相場が50万円-100万円くらい下がることもあります。

中古市場では、売れるバーキンと売れないバーキンの差が広がっている傾向にあります。

新品のバーキンは小さいサイズなら定価以上で売れる

バーキンの買取情報を解説
写真:新品状態のバーキン25

新品に関しては、間違いなく過去最高に高い水準となっています。

定価が安く需要が高いバーキン25サイズに関しては、色や素材に限らず最低でも200万円以上での売却が可能となっていて、定価を上回る金額で売ることができます。

バーキン30に関しても、定番色でトゴやエプソンといった人気素材であれば、定価以上で売却できる可能性が高いです。

バーキン35だけは定価も高額(200万円以上)なのに対して、市場での需要が下がる傾向にあるため、ブラックやグレー系など人気の高い組み合わせでないと定価以下となってしまうことが多いです。

人気の高いバーキンに関しては、下記の例のように非常に高い買取相場となっています。

  • バーキン25新品(エトゥープ・トゴ・GLD金具)買取相場:280万円以上
  • バーキン25新品(ゴールド・エプソン・GLD金具)買取相場:250万円以上
  • バーキン30新品(ブラック・エプソン・SLV金具)買取相場:230万円以上

バーキン25などの人気色は定価プラス100万円ほどで売却できるモデルも多く、非常に高い相場であることがわかるかと思います。

バーキンの買取率や基本知識

中古のブランドバッグに関しては、平均すると定価の10%前後程度が買取相場とされています。

ごく一部のルイヴィトンやシャネルなどの定番バッグであれば、30%〜50%前後の値がつくケースもありますが、こういった割合で売れる品は極めて需要が高い人気モデルに限ります。

通常使ってしまうと、ブランド品のバッグとはいえ、定価の10%から最大20%程度が買取価格の大まかな基準となります。

中古品の大まかな買取率

バーキンの場合、買取相場は平均しても定価の50%程度となっています。

人気や年式、状態などによって、金額はかなり大きく上下するため、幅を見ると「だいたい買取率40%〜70%」くらいがバーキンの売値の目安となります。

状態が良く珍しいバーキンに関しては、年数が経っていても定価以上で売却できる品もあります。

特にレアものではないバーキンの場合で、当時定価100万円くらいで購入している品物においては「買取価格は70万円前後」というのが大まかな目安です。

人気の高いバーキン25やバーキン30であれば、多少使用感があっても定価以上で売れることもあり、人気モデルは買取率100%以上ですが、一般的な中古のバーキンは上記金額が現実的なラインです。

バーキンが高値で売れる理由

バーキンが高く売却できる理由は流通状況にあります。

そもそもバーキンは誰もが気軽にお店で買えるバッグではなく、正規店で購入するのがとても難しいです。

欲しくても正規店で新品はまず買えない

今すぐバーキンが欲しいからといって、エルメスの正規店を訪ねても基本的にバーキンを売ってくれません。

ブティックで新品のバーキンを購入するためには、日頃からエルメスで買い物を重ね実績を積み、顧客と認められる必要があります。

入荷数も決して多くないことに加え、VIP顧客に優先的に案内されるため、定価で新品バーキンを購入するハードルは極めて高いです。

やっとの思いで念願のバーキンが案内されたからといって、好みのサイズや色のバーキンが購入できるとは限らず、そういった時間的リスクを考慮すると、はじめから欲しいバーキンを二次流通市場で購入するという方も多いです。

そういった背景から、新品のバーキンは二次流通の市場での需要が高く、買取店で定価以上で売却できるケースが多いです。

ハンドメイドなので生産数が少ない

バーキン含めエルメスの革製品は今でも全てハンドメイドで生産されています。

そのためバーキンの生産数は限りがあり、人気の色や素材のバーキンは世界中で争奪戦となっています。

レアな限定商品などにプレ値がつく理由と同じように、バーキンは定番商品でありながら、購入が簡単ではない状況から価格が高騰しているのです。

状態の悪い中古品であっても高値付く

バーキンは、ある程度使用した中古品に関しても高値がつきやすい商品です。

中古品で状態の悪い品を基準にしても「買取率は30%前後」となります。

かなり状態の悪い品に関しては、30%を切るケースもありますが、ほかのブランドバッグと比較すると、それでも極めて高水準な買取率です。

傷や汚れがある状態の悪いバーキンであっても、最低でも30万円程度で売却できると思っていただいて問題ないかと思います。

バーキンの定価は上がり続けている

基本的にバーキンの定価は発売以来上がり続けています。

以下はバーキンの定価の推移をグラフにしたものです。

バーキン定価の推移_買取キングダム
定番のバーキン30サイズの定価を参照

発売以来バーキンの定価は伸び続けていて、現在では発売当初の3倍以上に高騰しています。

定価が上がるにつれ中古品の値段も高騰しているため、定価が安い時期に購入した、やや古めで人気色のバーキンが一番買取率が高い可能性もあります。

ブランド品爆買いブームのその後

数年前、中国人の爆買いブームをきっかけに、新品のバーキンは当時定価130万円程度にも関わらず、中古市場での販売相場が軒並み200万円を越える現象が起きました。

その後ブームは一旦落ち着きを取り戻し、コロナウイルスの感染拡大前は人気バーキンのみが200万円前後、平均すると170万円前後程度の相場となっていました。

しかし2020年以降は相場が上昇し続け、2024年に入った今では人気バーキンは販売相場350万円以上に高騰しています。

当然買取相場も大きく上昇していて、バーキンの買取相場は中国人爆買いブームのピーク時を超え、過去最高を記録しています。

色や素材の人気によって買取相場が大きく上下する

非常に人気の高いバーキンエトゥープ
写真:抜群に人気の高いバーキンエトゥープ

バーキンの買取相場は人気や流行によって買取価格が大きく変動します。

その要因はバーキンには色や素材などのバリエーションが豊富という点が挙げられます。

バーキンの査定で重要視されるポイントは、細かく分けると主に以下の4つです。

  • サイズ(25cm・30cm・35cm・・・40cm以上のメンズ向けサイズもあり)
  • カラー(100色以上あります・・・)
  • 素材(よく使われるものだけでも10種類近く・・・)
  • 金具の色(ゴールドorシルバー、最近はローズゴールド等も登場)

同じバーキンでも、これらの組み合わせによって買取相場が大きく変わってきます。

現在は小型のサイズでかつ、ブラックやグレー系などシンプルで使い勝手の良いバーキンの中古需要が高い傾向にあります。

バーキンのサイズは小さいほど人気

バーキンの大きさを比較
写真:左からバーキン25、バーキン30、バーキン35

サイズは買取相場にもっとも大きく影響する項目です。

人気傾向は、バーキン25>バーキン30>バーキン35と小さい品ほど高値となります。

サイズが大きくなるに連れて定価は高くなりますが、買取価格はサイズが小さい方が高いです。

新品で比較すると、バーキン25とバーキン35では、買取価格が100万円以上変わるケースもあります。

バーキン40以上の大型のサイズの買取相場

それ以上の大きなサイズである「バーキン40」「バーキン50※」は、通常のバーキンと異なりメンズ需要がメインです。(※バーキン50は現在ほぼ製造されていないとされています)

以前はバーキン35同様に高値が付きづらい傾向にありましたが、生産数が少なかったこともあり近年相場は上昇傾向にあります。

男性向けということもあり、ブラックはグレー系といった色の品物は、バーキン30と同じくらい高値が付くモデルも出てきました。

ただし大きい分定価も高くなるため、小型のバーキンの方が買取率は高いです。

人気カラーと素材の組み合わせ

カラーと素材に関しては、毎年流行が替わります。

ただトレンドに左右されず安定して買取相場が高いのは、「ブラック」「エトゥープ」「エタン」「クレ」「ゴールド」などの定番色です。

素材は傷が目立ちにくく、耐久性に優れた素材ほど人気の傾向にあります。

エトゥープに似た色は高価買取

エトゥープやエタンなどシックなグレー系カラーは全体的に買取相場が高いです。

下記のようなカラーは買取相場が高い色となっています。

  • グリアスファルト
  • グラファイト
  • トゥルティエールグレー
  • グリメイヤー

その他にも近年はホワイトベージュ系の定番色「クレ」に似た系統の「ベトン」「ナタ」なども同じくらい人気が高いです。ただしこれはトレンドの要素も強く、今後相場が落ちる可能性もあるでしょう。

反対に鮮やかな赤系や青系、蛍光色などは需要が低く、買取価格は下がります。

素材はトゴ、トリヨンクレマンスが一番人気

現行のバーキンの素材に用いられる主要な素材は以下です。

  • ヴォー・グリスぺ・トゴ(トゴ)
  • トリヨンクレマンス
  • ヴォースイフト(スイフト)
  • ヴォーエプソン(エプソン)

この中でも「トゴ」「トリヨンクレマンス」は傷が目立ちにくく、カジュアルな装いにも合わせやすいとされ、中古人気も高いです。

エプソンは少し買取価格は下がり、もっとも繊細なスイフトは定価が一番高い素材ですが、買取査定においてはもっとも値段が付きにくいです。

金具の色はゴールドが人気

バーキンの金具の色は主に「ゴールド」「シルバー(パラジウム金具)」と二種類あります。

基本的にゴールド金具のほうが高値が付く傾向にあり、同じバーキンでもゴールド金具であれば5万円程度相場も高くなっています。

また、近年はほぼ製造されていませんが、マット加工された金具のバーキンに関しては、通常の金具より人気が低いです。

新登場したローズゴールド、シャンパンゴールドの金具はゴールドとほぼ同じ

近年新しく「ローズゴールド金具」「シャンパンゴールド金具」なども登場しています。

まだそこまで流通量が多くないため、ゴールド金具とほぼ同じか、本体色との組み合わせによっては、少し高めに買取してくれるお店もあります。

いずれにせよゴールド系のカラーの方が金具の色に関しては人気が高いです。

製造年が新しい品ほど高値が付きやすい

「サイズ」「色」「素材」「金具の色」以外では、製造年によって大幅に査定が変わるという特徴もあります。

製造年が5年前のバーキンと最新のバーキンでは、その他が全く同条件で未使用の場合にも、30万円以上査定額が変わるケースもあります。

基本的にバーキンは新しく製造された品ほど高値が付きやすく、製造が古くなればなるほど買取相場は落ちてしまいます。

製造年はシリアル刻印の一部として、バッグ本体に刻まれているため、ごまかしが効かない項目の一つです。

バーキンの製造年刻印について

バーキン製造年刻印の位置
写真:ベルトの内側にある製造刻印

バーキンは本体に製造年を示す刻印が施されています。刻印の場所も年代によって異なるため注意しましょう。

  • 2015年以前:右側のベルトの裏側
  • 2016年以降:バッグ内側の左側面の上部

この刻印の初めのアルファベットが製造年を表す記号です。

バーキンの製造年刻印一覧表
製造刻印一覧※2021年は「Z」2022年は「U」2023年は「B」の刻印となっています。

上の写真のバーキンでは「T OT 004」と刻印されています。

製造年を表すのは一番左の「T」の部分。「T」は2015年に製造されたバーキンに施されたアルファベットのため、品物だけあれば製造年を判別することができます。

より新しい刻印が施されたバーキンほど高値が付くため、製造年がわからない場合には製造刻印をチェックしておいて損はありません。

バーキンの新品状態の基準とは

新品で箱入りのエルメスバーキン
写真:新品状態のバーキンの梱包

お店によってバーキンの「新品状態」という基準に多少違いはありますが、原則としてどのお店も以下のような基準を設けています。

  • 箱を開封しただけで一度も使用していない
  • 保護シール等が一切剥がれていない
  • 製造されて2年以内のバーキン(2023年のB刻印or2024年のW刻印)

この基準を全て満たす場合に「新品」という評価が下されます。

上二つ満たしていても、製造が古い品物は、「新品」ではなく「新品同様や未使用品(中古品としてはもっとも状態が良い品)」というワンランク下の評価とする買取店が多いです。

特に使っていないけど古いバーキンなど、新品と未使用品でも買取価格が変わるため注意しましょう。

バーキンの買取相場を詳しく解説

バーキン35ゴールド
写真:バーキン35ゴールド

ここでは「バーキンの現実的な買取相場」について、詳しく解説しています。

実際にバーキンの買取価格を、各種サイズ別・カラー別・素材別でまとめています。

2023年最新の買取相場となっているため、バーキンの買取を検討されている場合にはチェックしてみてください。

いくつか前提条件や傾向などを先に解説しているため、それを踏まえた上で参考にしてみてください。

高く売れるバーキンの主な特徴

まず、高く売れるバーキンの基準は簡単にいうと下記の3つの項目です。

  • 人気のサイズであるか?
  • 人気の色であるか?
  • 人気の素材であるか?

そのため下記の表においては、「サイズ」「色」「素材」でお手持ちのバーキンと照らし合わせながら、大まかな買取相場を調べてみてください。

特に色に関してはバリエーションが多すぎるため、全種類網羅しているわけではありませんが、近しい色などと比較すれば、そこまで大きな差にはならないかと思います。

実際の中古バーキン買取価格の目安

下記で記載している買取相場の金額は、バーキンにもっとも多いと思われる「中古品ABランク-Aランク程度:小傷はあるが一般的に状態が良いUSED品」を基準としています。

多少使用はしているが、使用感や傷が少ないことが条件です。

製造年は10年前程度を想定はしていますが、20年以上前などの古めの品であれば記載されている金額以下、10年以内など新しめの品であれば記載されている金額以上となる場合があるためご注意ください。

金具の色による区別はしていませんが、おおよそゴールド金具のほうが人気が高い傾向にあります。

  • ゴールド金具であれば買取相場+5万円
  • シルバー金具であれば買取相場-5万円

上記に加えて、参考にしてみてください。

※金額はできるだけリアルな買取相場を目安としてご紹介しておりますが、お店によって買取価格が異なるため、詳細な金額は直接買取店にお問い合わせください。

ブラック・モノトーン系のバーキン買取相場

バーキン30ブラック

流行に流されることなく安定して高値が付き、相場も変動しにくいのがモノトーン系カラーです。

ブラック」と「エトゥープ」は、今現在もっとも高く売れるカラーとなっていて、中古でもサイズや素材によって定価以上で売れることもあります。

またモノトーン系の中でも「クレ」や「ベトン」などの白色も、海外での人気が高く、以前と比較して相場が高騰しています。

中古品に関しては、ブラックやグレー系の方が高値が付きやすいですが、いずれにせよモノトーンカラーはバーキンでもっとも高く売れる傾向にあります。

この系統の主要なカラー
ブラック エトゥープ トゥルティエールグレー エタン グリメイヤー セージ グラファイト クレ ナタ ベトン ホワイト パルシュマン マロン バニラ など

ブラック
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-200万円
バーキン30:140万円-160万円
バーキン35:100万円-120万円
バーキン40:120万円-150万円
ヴォーエプソン バーキン25:140万円-180万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:90万円-110万円
ヴォースイフト バーキン25:120万円-160万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:80万円-100万円
トリヨンクレマンス バーキン25:150万円-200万円
バーキン30:140万円-160万円
バーキン35:100万円-120万円
ボックスカーフ バーキン25:-
バーキン30:130万円-150万円
バーキン35:90万円-110万円
アルデンヌ バーキン25:-
バーキン30:110万円-130万円
バーキン35:80万円-100万円
バーキン40:100万円-120万円
フィヨルド バーキン25:-
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:70万円-90万円
バーキン40:90万円-110万円
エトゥープ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:160万円-200万円
バーキン30:150万円-170万円
バーキン35:120万円-140万円
ヴォーエプソン バーキン25:140万円-180万円
バーキン30:140万円-160万円
バーキン35:100万円-120万円
ヴォースイフト バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:110万円-130万円
バーキン35:90万円-110万円
トリヨンクレマンス バーキン25:160万円-200万円
バーキン30:150万円-170万円
バーキン35:120万円-140万円
エタン
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-190万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:120万円-140万円
ヴォーエプソン バーキン25:140万円-170万円
バーキン30:130万円-150万円
バーキン35:110万円-130万円
ヴォースイフト バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:-
バーキン35:-
トリヨンクレマンス バーキン25:150万円-190万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:120万円-140万円
セージ
素材 買取相場(サイズごと)
ヴォースイフト バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:-
バーキン35:-
トリヨンクレマンス バーキン25:150万円-180万円
バーキン30:140万円-160万円
バーキン35:110万円-130万円
トゥルティエールグレー(グリトゥルトゥレール)
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:140万円-180万円
バーキン30:130万円-160万円
バーキン35:100万円-130万円
グリアスファルト
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-190万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:120万円-140万円
トリヨンノビーヨ バーキン25:130万円-170万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:110万円-140万円
クレ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:160万円-200万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:110万円-130万円
エプソン バーキン25:140万円-180万円
バーキン30:130万円-160万円
バーキン35:110万円-130万円
トリヨンクレマンス バーキン25:160万円-200万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:110万円-130万円
新品状態のモノトーン系は買取相場は200万円以上

モノトーン系の新品の場合、買取相場は「平均200万円-250万円前後」となっています。

ブラックとエトゥープをはじめ、ほとんどの色で、バーキン25とバーキン30であれば確実に定価以上の金額が期待できます。

バーキン25のモノトーンカラーで人気素材であれば300万円前後の値がつくケースもあり、もっとも高額で売れるカラーの一つとなっています。

ブルー系・グリーン系のバーキン買取相場

バーキン30青系

ブルーやグリーン系のバーキンは人気は今ひとつです。

比較的新しめの「ブルーエレクトリック」「ブルーザンジバル」「ヴェールヴェルティゴ」「マラカイト」などは、中古品でも100万円以上で売却できる可能性が高いですが、古めのブルージーンなどは値段が付きにくい傾向にあります。

その反面ブラックに近い濃いめの色の「ブルーニュイ」や「ブルーアンクル」「ヴェールグリス」「ヴェールシプレ」などであれば、かなり高めの相場になっています。

この系統の主要カラー
ブルージーン ブルーパラダイス ブルーアトール ブルーザンジバル ブルーエレクトリック ブルーニュイ ブルーアンクル ミコノス セレスト バンブー マラカイト ヴェールベルティゴ ヴェールグリス ヴェールシプレなど

ブルージーン
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-130万円
バーキン35:70万円-90万円
クシュベル バーキン25:-
バーキン30:80万円-100万円
バーキン35:70万円-80万円
ブルーパラダイス
素材 買取相場(サイズごと)
ヴォーエプソン バーキン25:-
バーキン30:110万円-130万円
バーキン35:90万円-110万円
ヴォースイフト バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:-
プルーエレクトリック
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:120万円-140万円
バーキン35:-
トリヨンクレマンス バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:120万円-140万円
バーキン35:90万円-110万円
ブルーアトール
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:110万円-130万円
バーキン35:80万円-100万円
トリヨンクレマンス バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:110万円-130万円
バーキン35:80万円-100万円
ブルーニュイ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-180万円
バーキン30:130万円-160万円
バーキン35:110万円-130万円
バンブー
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:140万円-170万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:110万円-130万円
マラカイト
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-180万円
バーキン30:130万円-160万円
バーキン35:110万円-130万円
ヴォーエプソン バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:-
新品状態のブルー系の買取相場は110万円前後

ブルー・グリーン系の色のバーキンで新品状態の場合ですと、150万円-200万円前後が相場となっています。

ブルー系は似たような色でも、新色と古くからある色が混在していて、古い品だと未使用品であっても100万円程度になってしまうこともあります。

ダーク系のカラーでないと値段は付きづらい傾向にあります。

レッド・オレンジ系の買取相場

バーキン赤系

赤系の色は、色によってかなり相場が異なります。

新しめの色は100万円以上の値段がつく可能性が高いですが、バーキン35のオレンジ系や古い赤系などは70万円前後と安めになっています。

ドブリスなど特殊な素材でない限り、全体的には値段がつきにくい傾向にあります。

この系統の主要カラー
ルージュビヴォワンヌ ルージュヴィフ ルージュアッシュ ルージュセリエ ルビー ブーゲンビリア オレンジ フーなど

ルージュヴィヴォワンヌ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
ルージュガランス
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:110万円-140万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
ヴォーエプソン バーキン25:100万円-130万円
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:60万円-80万円
トリヨンクレマンス バーキン25:110万円-140万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
ルージュヴィフ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:110万円-140万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
アルデンヌ バーキン25:-
バーキン30:80万円-100万円
バーキン35:60万円-80万円
フィヨルド バーキン25:-
バーキン30:70万円-90万円
バーキン35:50万円-70万円
クシュベル バーキン25:-
バーキン30:70万円-90万円
バーキン35:50万円-70万円
ルビー
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
ヴォーエプソン バーキン25:100万円-130万円
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:60万円-80万円
ブーゲンビリア
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:110万円-140万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
オレンジ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:100万円-130万円
バーキン30:80万円-100万円
バーキン35:60万円-80万円
ヴォーエプソン バーキン25:100万円-120万円
バーキン30:80万円-100万円
バーキン35:60万円-80万円
ヴォースイフト バーキン25:90万円-110万円
バーキン30:70万円-90万円
バーキン35:50万円-70万円
ドブリス バーキン25:200万円-250万円
バーキン30:150万円-200万円
バーキン35:-
新品状態の赤系カラーの買取相場は130万円前後

赤系のバーキンの新品状態での、今の買取相場は150万円-200万円前後を目安となります。

ただし赤系も全体的に濃い色は人気が高く、薄い色やオレンジ系の色だと人気が低い傾向があります。

小型のバーキンであれば定価以上で売却できる可能性がありますが、バーキン30やバーキン35などだと定価以上出る可能性は低いです。

ピンク系の相場表

バーキンピンク

ピンク系のバーキンは一時人気が高まり、ブラックなどを越えた時代もありました。

現在ではローズサクラ以外の色の相場は落ち着いていますが、他色に比べてやや高い買取相場となっており、中古品でも100万円以上で売れる可能性が高いです。

数年前はショッキングピンクや濃い系のピンクが人気でしたが、近年は薄めのピンクが人気です。

この系統の主要カラー
フューシャーピンク キャンディーピンク ローズサクラ ローズアザレ ローズメキシコ ローズテリアン ローズパープル ローズリップスティック など

ローズサクラ
素材 買取相場(サイズごと)
ヴォースイフト バーキン25:190万円-230万円
バーキン30:140万円-180万円
バーキン35:-
ローズショッキング
素材 買取相場(サイズごと)
シェーブル バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-130万円
バーキン35:-
ローズパープル
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:110万円-140万円
バーキン35:-
ヴォースイフト バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:-
ローズアザレ
素材 買取相場(サイズごと)
ヴォーエプソン バーキン25:140万円-170万円
バーキン30:120万円-140万円
バーキン35:-
ヴォースイフト バーキン25:130万円-160万円
バーキン30:-
バーキン35:-
新品状態のピンク系の買取相場は150万円前後

ピンクは10年前くらいから登場した比較的新しいカラーです。そのため未使用品であれば、買取相場は200万円前後が目安となります。

大型サイズでの展開は少なく、小型のバーキンが多くバーキン25のピンク系の新品であれば250万円前後と買取相場も高いです。

ローズサクラなど人気色であれば、やや製造が古い品物でも定価を超える値が付くケースもあります。 

ブラウン系の相場表

バーキン茶色

茶色系のバーキンは古くからラインナップされていて、製造が古い「クシュベル」や「アルデンヌ」といった素材はあまり高値が付きづらいです。

現行の茶色系は「トゴ」がメインとなっていて、新しいゴールドのトゴ素材などは高値で売れますが、古い品はかなり安めとなってしまい幅が大きいです。

もっとも定番のゴールドに関しては、金具の色も重要で「本体カラーがゴールドx金具の色もゴールド」の組み合わせは特別人気です。

薄めのブラウンは人気が高い一方で、ショコラなどダークブラウン系のカラーはやや人気が低い傾向にあります。

この系統の主要カラー
ゴールド ナチュラル ナチュラルサブレ ショコラ カカオ エベンヌ チャイ タバックキャメル

ゴールド
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:150万円-190万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:100万円-130万円
ヴォーエプソン バーキン25:130万円-170万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:90万円-120万円
トリヨンクレマンス バーキン25:150万円-190万円
バーキン30:140万円-170万円
バーキン35:100万円-130万円
アルデンヌ バーキン25:-
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:70万円-90万円
バーキン40:90万円-110万円
クシュベル バーキン25:-
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:60万円-80万円
バーキン40:80万円-100万円
ナチュラル
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:130万円-170万円
バーキン30:120万円-150万円
バーキン35:90万円-120万円
ヴォーシャモニー バーキン25:-
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:70万円-90万円
フィヨルド バーキン25:-
バーキン30:90万円-110万円
バーキン35:70万円-90万円
クシュベル バーキン25:-
バーキン30:80万円-100万円
バーキン35:70万円-80万円
バーキン40:80万円-90万円
ショコラ
素材 買取相場(サイズごと)
トゴ バーキン25:120万円-150万円
バーキン30:100万円-130万円
バーキン35:70万円-90万円
エプソン バーキン25:110万円-140万円
バーキン30:100万円-120万円
バーキン35:60万円-80万円
新品状態のブラウン系の買取相場は200万円前後

ブラウン系の新品状態での買取であれば、200万円程度の相場となっています。

ただこの系統の色に限っては、最新の品でなければ高値はつきづらい傾向にあります。

最新のバーキン30(ゴールド・トゴ素材・GLD金具)などは人気が高く、200万円以上での買取も可能です。

古くから展開されているカラーも多いため、現行品にほとんど使われていないクシュベルやアルデンヌといった素材になってしまうと相場は半値以下になります。

クロコをはじめエキゾチックレザーのバーキンは超高額買取対象

高額間違いなしのバーキンクロコ
写真:販売価格400万円を越えるクロコのバーキン

上で紹介したモデルはあくまで一般的なレザー素材を使用したバーキンです。

中には、さらに高価買取対象となる「エキゾチックレザー)」のバーキンも存在します。

いわゆる「クロコのバーキン」などは超高額モデルの代表格です。

バーキンで使用される主なエキゾチックレザーは以下です。

  • ポロサス(クロコ)
  • アリゲーター(クロコ)
  • ニロティカス(クロコ)
  • オーストリッチ(ダチョウ)
  • リザード(トカゲ)

これらのバーキンは定価300万円を超えるモデルも多く、通常レザーのバーキンよりさらに高価です。

ただでさえ購入が難しいバーキンですが、エキゾチックレザーの品はさらに入手が困難で、中古でも非常に価値が高い傾向にあります。

オーストリッチは近年やや不人気

エキゾチックレザーの中でもオーストリッチは古いバーキンでも多く使用されていた素材です。

他のエキゾチックレザーと比較するとオーストリッチに関しては、定価が通常のレザーよりも高額でありながら、やや値段がつきづらい傾向にあります。

定価以上で売却するのはかなり難しい状況です。

クロコのバーキンは買取価格が200万円以上

クロコのバーキンはどんなモデルでも、買取価格200万円が最低ラインというほどの超高額です。

状態の良い小型のクロコのバーキンに関しては、買取価格が300万円から500万円以上で売却できる品も存在し、金額が高額な分価格の開きも大きい傾向にあります。

エキゾチックレザーとはいえ、高く売れるバーキンの傾向は通常レザーの品と同じで、人気のカラーであることや、サイズが小さめであることが高値がつく条件となります。

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パーソナルオーダーのバーキンだとほぼ定価以上は確実

パーソナルオーダー品は「色(通常ないバイカラーなども可※)」や「素材(特殊素材も可)」「金具の色」などもすべてオーダーでき、特注で仕立てられたバーキンです。(※バイカラー(内側と外側での)に関してはパーソナルオーダー以外にも2017年に発売したヴェルソという既製品シリーズも存在します。)

中古市場においては、既製品よりもパーソナルオーダーのバーキンの方が高い評価が受けれます。

パーソナルオーダーのバーキンの特徴としては以下のような点が挙げられます。

  • 普通には売っていないような珍しい色使いのバーキン
  • 特殊素材をふんだんに利用した贅沢なバーキン

エルメスに特別に認められた顧客だけがオーダーすることができ、普通の人はまず手に入れることができないバーキンのため、通常の相場よりもさらに高い金額が付きます。

定価もピンキリで使う素材によって異なりますが、正規店で定価で購入していて「一目でパーソナルだとわかる珍しい色使いのバーキン」であれば、買った金額以上で売れることはほぼ間違いありません。

反対にパーソナルオーダーでも、あまり個性的ではない品、似たような色使いのモデルが既製品で存在する場合には、通常の品とそこまで買取価格は変わりません。

あくまでパーソナルオーダーのバーキンは、本体の配色や使われる素材によって買取相場が大きく変わってきます。

パーソナルオーダー品は馬蹄の刻印で判別可能

パーソナルオーダー品は「Hermèsのロゴ」の横に「馬蹄の刻印」が施されているので、通常の品と区別することができます。

パーソナルオーダーの場合は普通に売られていないような、珍しい色や素材の組み合わせで特注する場合が多く、中古であっても欲しがるエルメスファンは多いです。

一般的なブランド品の場合、オーダー品や特注品よりも既製品の方が高値で買取できる例が多いですが、バーキンに関しては特注品の方が高く売却することができます。

パーソナルオーダーと間違えやすい珍しいバーキン

バーキン35バレニア×キャンバス
写真:キャンバス素材を使用しているバーキンバレニア

画像の品のような一見変わったバーキンがオーダー品以外の既製品として販売されることがあります。

上の品はバーキン35ですが「バレニア」というキャンバス地を組み合わせたモデルです。

同じようにキャンバス地を組み合わせたバーキンはいくつか製品化されていて、珍しい見た目ですがパーソナルオーダー品ではありません。

近年はありませんが、馬蹄刻印があるものの、既製品として販売されていた品もあり、知ってる人でも判別が難しい部分もあります。

一見珍しい通常バーキンの種類

バレニア以外にも以下のようなバーキンは珍しい品ですが、パーソナルオーダー品ではありません。

  • バーキン クラブ(バッグ中央に縦ラインが入っている)
  • バーキン ギリーズ(バックの角に沿って装飾された革が張ってある)
  • バーキン コントゥール(バッグの淵の部分に色が付いている)
  • バーキン ヴェルソ(バッグの中の色が本体と異なる)

いずれも希少価値は高いため、中にはプレミア価格が付いていて相場が高騰しているモデルもあります。

パーソナルオーダーのバーキンに限らず、珍しいバーキンには高値がつきやすい傾向にあります。

ショルダーバーキンなど変わったバーキンの買取相場

ショルダーバーキンブラック
写真:珍しいショルダーバーキン

バーキンには以下のような変わった形のモデルもあります。

  • ショルダーバーキン
  • タイニーバーキン

ショルダーバーキンは高さが通常の半分ほどのショルダーバッグ型、タイニーバーキンはポーチとしても使用できるほど小さいバーキンです。

ショルダーバーキンに関しては以前はあまり人気がないモデルでしたが、海外需要が上がっており、近年は買取相場が高騰しています。状態が良い品でかつブラックなど人気の高いカラーであれば、60万円前後が買取相場の目安となります。

タイニーバーキンは小型なバッグが人気な点と、流通数が極めて少ないため、確実に定価以上で売却できるプレミアモデルとなっています。

色によって買取相場はピンキリですが、100万円以上の値が付くことは間違いないでしょう。

バーキンと似ているエルメスの「オータクロア」に注意

バーキンとオータクロアは見た目ほとんど一緒
写真:左がバーキン、右がオータクロア

この二つの写真を見てどちらもバーキンだと思う方も多いと思いますが、右のバッグはエルメスの「オータクロア」というバッグです。

オータクロアはエルメスがバーキンよりも前から製造していたバッグで、1984年それを元に改良したモデルがバーキンです。

オータクロアはバーキンより買取相場が安い

オータクロアはバーキンとデザインこそ似ていますが、買取相場は大きく変わります。

買取相場はバーキンが平均80万円以上なのに対して、オータクロアは「平均50万円程度」とやや安めの傾向にあります。

自分で購入した品を間違えるなんてことはまずありえませんが、人からいただいた品や中古で購入した品の場合、少なからずオータクロアの可能性があるかもしれません。

エルメスの中では人気の高いモデルではありますが、オータクロアはバーキンほど高値がつかないため注意しましょう。

バーキンとオータクロアの判別方法

バーキンとオータクロアの金具部分の違い
写真:左がバーキンの金具、右がオータクロアの金具

もっとも簡単に二つを判別できるのは金具部分の作りの違いです。

バーキンは金具が丸めの作りなのに対して、オータクロアは四角い作りをしています。

バッグ自体の形状も似ていますが、バーキンは通常25、30、35のサイズ展開なのに対して、オータクロアは28、32、36、40とやや大きめのサイズが主流です。

全体的にバーキンよりも縦長のフォルムである点も大きな特徴となっています。

フリマアプリなどをはじめ個人間の取引では、稀にバーキンといってオータクロアが販売されているケースもありますので、この二つの違いについては知っておいて損はないと思います。

かなり古い年代物バーキンの買取について

基本的に購入から20年以上経ったブランド品は年代物といわれます。

通常年代物のブランド品は、高額品でも古くなればなるほど価値が下がっていく傾向にあります。

しかしバーキンの場合は、数十年前の品であってもかなり高い金額で売ることができます。

20年以上前のバーキンに70万円近い値が付くケースもある

実際20年前くらいの品でも以下のような金額で買取してもらうことが可能です。

  • 状態の良い20年以上前のバーキン:買取価格 90万円前後
  • 状態の悪い20年以上前のバーキン:買取価格 50万円前後

バーキンは初めて発売されたのが1984年ですのでこれより古い品は存在しません。

販売当時は「定価およそ50万円ほど」で今の三分の一の価格からスタートしました。

さすがに当時の品に100万円以上値がつく可能性は低いですが、かなり古い品で状態の悪い場合でも、最低でも30万円以上は値が付くというのもバーキンの資産価値の高さを表しています。

買取価格に影響する査定ポイント

バーキンはしっかり査定で見られる

バーキンは状態の良い人気の高いモデルほど高値がつきます。金額が高価なため、付属品の有無も査定に影響するポイントです。

実際に売る前にチェックしておきたい「査定に影響する付属品」「状態判断の評価」について解説しています。

バーキンの買取はとても高額ですので、査定に出す前に少し手を加えることで数万円査定が変わるポイントなども存在するためチェックしておきましょう。

バーキンの査定に影響する付属品

エルメスバーキンの付属品一覧
写真:新品バーキンの付属品一覧

査定時に見られるポイントとして、本体の状態以外に「付属品の有無」があります。

バーキンの付属品は上記写真となっており、もし新品として評価される場合はこれらが完品であることが必須です。

  • 保存袋
  • カデナ(南京錠・鍵2本)
  • クロシェット
  • タグ
  • レインカバー

もちろん中古品の場合でもすべて揃っているほど査定額は高くなります。

カデナとクロシェットは本体の一部

バーキンオーストリッチクロシェット
写真:オーストリッチのクロシェット

バーキンに付属するクロシェットなどは単体でも売られており、中古市場では価値の高い品です。

カデナとクロシェットについては本体の一部ですので、欠品すると5万円以上減額されることもあります。クロシェットの中に含まれているカデナの鍵が2本揃って完品となります。

バーキンは箱には価値があるのか

バーキンの箱はそれだけでも1万円程度の価値
写真:バーキンに付属するオレンジ色の箱

バーキンの箱は新品状態であれば必須の付属品です。

ネットオークションなどで箱だけでも販売することができますが、基本的に箱のみの買取はできないという買取店が多いです。

ある程度使用感のあるバーキンの査定においては、箱によって数万円減額されるというケースはほぼないかと思いますので買取査定における重要度は低いです。

本体の状態評価に関するチェックポイント

バーキンの査定で見られるポイント
写真:バーキンの新品についている金具部分のシール

査定時にチェックされる本体の状態の確認項目を解説していきます。

今後売ることをお考えの方も、これらを意識して大切に扱うことでバーキンの価値を損なうことなく着用できるためチェックしてみてください。

金具のシールを剥がすだけで5万円変わる

新品のバーキンには、全ての金具部分に「保護用シール」が貼ってあります。

シールは買ってすぐに剥がしてしまう方もいますが、剥がすと減額の対象となります。

製造がまだ新しい品であれば、シールが貼ってあれば5万円くらいは査定が上がると思っていただいて大丈夫です。

剥がしてはいないが、使い込んでいてシールが剥がれかけている場合にも、剥がさない方が無難だと思います。

金具の傷やスレが少しでもあると新品同様にはならない
バーキンの金具部分の小傷
写真:バーキンの金具の擦れや汚れ

バーキンの査定時に金具部分の傷は見られるポイントです。基本的には少しでも擦れがあれば査定で減額されてしまいます。

これに関しては普通に着用していれば、どうしても傷ついてしまい、基本的にエルメスで金具の交換などをしない限り直すことは不可能です。

金具交換は費用も高いため、費用に対して買取価格が上がるかというとあまりおすすめはできません。

持ち手の汚れやわずかなスレも減額対象

バーキンの角スレアリ状態
写真:角スレありと判断されるバーキンの例

バーキンは買取価格が非常に高価なため、他ブランドの一般的なブランドバッグ以上に、ごくわずかな擦れ傷などが大きな減額に繋がります。反対に状態が極めて綺麗であれば金額も高く評価してもらえます。

上の写真のように、角が少し擦れているだけで「状態が良い」という判断にはなりません。それだけ状態が良い、未使用品等の基準は高いです。

体感的には少し擦れているだけでマイナス15万円、かなり擦れているとマイナス30万円と、大きく査定額に影響する項目となっています。

トゥイリーを使用していれば持ち手の擦れは防げる

持ち手はもっとも使用感が出やすい部分の一つで、一度汚れてしまうとハンドルを交換しない限り直すことはできません。

綺麗に保つために日頃からトゥイリースカーフなどを巻いて使用するなどの工夫が必要です。

持ち手が汚れていたり使用感があると、本体が綺麗だとしても10万円以上減額されてしまいます。

補色など社外で手が加えられると大幅なマイナス評価

エルメスの正規店でパーツ交換や磨きなどのメンテナンスをした場合には、それ自体に査定にマイナスの影響はありません。

しかし、社外での修理やハンドルの交換、補色などをしてしまうと、大きく評価が下がってしまいます。

お店によっては買取不可とするところもあり、社外で手を加えてしまっている品に関しては、買取店に持ち込む前に一度問い合わせした方が無難です。

社外修理は単純に状態が悪いという以上に大きなマイナスとなるため、これから修理に出そうか考えているという方も、いずれ売却することを考えている場合には避けたほうが良いでしょう。

アクセサリー類もあわせて売ると査定アップ

カデナペガサス
写真:カデナペガサス

バーキンをはじめとするエルメスのバッグは、着用時にエルメスのバッグチャームやアクセサリーをあわせてコーディネートされるケースも多いです。

定番の「ロデオチャーム」や、上記写真にあるような「別売りのカデナ」などもそういった小物類の一つです。

エルメスのアクセサリー類は安い品でも3万円程度、高い品だと単体で数十万円以上するような品もあります。

これらも買取時にあわせて売却することで査定額アップにつながりますので、必要なければ同じ機会に売ってしまうのもおすすめです。

単体の査定では値段が付かないケースもありますが、バーキンと合わせて査定に出せば金額アップに繋がるお店もあります。

すぐにできる少しだけ査定をアップさせる小技

バーキンをより高く売却するために、もっとも重要なのは普段から大事に使用していることです。

現実的に少し手を加えたからといって、買取価格をアップさせることはかなり難しいです。

しかしバーキンは数十万円から百万円を超える金額で売却できる品物ですので、状態が悪い品であれば「少し手を加えるだけで査定が数万円上がるポイント」が少なからず存在します。

特に状態が悪いバーキンを売却する場合、査定前に絶対にこれだけはしておきたいという項目を解説していきます。

型崩れは直すよう心がける

素材によりますが、トリヨンクレマンスなど重く柔らかめの革を使用したバーキンは型崩れしやすい傾向にあります。

大きく型崩れしていると、数十万円以上の大幅な減額対象になる場合もあるため、もし崩れてしまっている場合には、詰め物をして置いておくことをおすすめします。

一時的ではありますが、それだけでも印象がだいぶ変わり、査定価格が上がる可能性もあります。

金具部分を磨く

バーキンの金具は傷や汚れなど大きく査定に影響する項目の一つです。

すでに金具に傷や使用感のあるバーキンに関しては、柔らかいクロスなどで軽く拭うことも良いと思います。

傷は消えませんが、多少のくすみなどはそれで改善するケースがあります。

ステンレス磨きなど研磨剤が入っているものの使用に関しては、汚れを落とすという面でより効果的ではありますが、傷を増やす可能性もあるため、あまりおすすめしません。

内側のポケットなどは絶対に掃除しておく

バッグの内側にゴミが溜まっていたりすると査定員に悪い印象を与えます。

それだけで普段から扱いが悪いという印象を与えかねるため、最低限の掃除をしておくこともおすすめです。

内側に物が残っていたり、ゴミが溜まっていたりしそうな箇所は、査定の前に一度確認して、綺麗にしておきましょう。

臭いがついているものは日干しして消臭

タバコなどの臭い以外にも、香水の強い匂いが付着した品は基本的に減額対象となります。

その場合は、風通しの良い場所に陰干ししてできるだけ臭いを取りましょう。(※日焼けしたり革が傷む可能性があるため天日干しは避けてください)

臭いに関しては査定員の感じ方も個人差がありますが、査定時だけならごまかせるポイントの一つです。

強烈な臭いが付いていて落ちない場合には、消臭スプレーなど使用して臭いを上書きしてしまう方がもしかしたらプラスのケースもありますが、革に対してプラスはなく、リスクがあるので自己責任でお願いします。(※素材を痛めるような成分には注意しましょう)

状態の悪い品は少し改善するだけで、数万円の差が出る

実際に直前にできることはこれくらいですが、状態の悪いバーキンの場合、それだけでも買取価格が10万円くらいアップする可能性は大いにあります。

その他にも湿気っぽいところに保管していると、やや革に湿り気が出たり、ベタつきが出たりすることもあります。

場合によっては革のメンテナンス用品を使用したり、乾燥させたりして多少改善させることができれば、査定価格も変わってきます。

とにかく「できるだけ状態をよく見せる」というのが高く売るためのポイントです。

正規品でも買取不可となる事例

バーキンの中でもお店によって買取不可としている品があります。

そうしたバーキンは主に刻印で判別することができます。

買取が基本できないバーキンは以下の刻印があるものです。

  • S刻印(セール、アウトレット品)
  • スターマーク(関係者、贈呈品等)

数は少ないですが、査定に出す前にこれらが該当しないか念のため確認しておきましょう。

買取できるお店もありますが、上記の品物は査定前に買取できるか問い合わせしておくのが無難です。

エルメスのロゴの横に「S」があればセール品

エルメスのソルド品の刻印
写真:ソルド品を示すSマーク

エルメスのロゴの横に「S」の刻印があるものは「ソルド品」といってアウトレットやセールに出された品を表します。

製造年によって多少位置の違いはありますが、基本的には「Hermès PARIS MADE IN FRANCE」の刻印付近にあるケースがほとんどです。

刻印のない通常の品よりはかなり査定が下がってしまう傾向にあるほか、買取店によっては買取不可となるケースもあります。

スターマークがついているのは非売品バーキン

エルメスのスターマーク
写真:関係者用など特別な場合に用いられるスターマーク

S刻印と同じようにエルメスのロゴの下に流れ星のようなマークが入っているバーキンがあります。

これは「スターマーク」といってエルメスの関係者など、通常ルート以外で販売された品物を表します。

スターマークのバーキンもソルド品と同じく、査定価格が下がる傾向にあり、こちらも買取店によっては買取不可とする可能性もあるため、事前に確認することをおすすめします。

まとめ

バーキンは新品であれば定価以上で買取できる品も多く、中古品でも他のブランドバッグではあり得ないような高い換金率で売却することができます。

中古品に関しては、サイズや色や素材といった組み合わせの人気だけでなく、状態の良し悪しによって買取相場が大きく変わってきます。

状態が悪い品も他ブランドのバッグよりは買取率に優れていますが、状態が良い場合には使用していてもほぼ価値が落ちないため、相場が高騰している現在では買った金額以上で売却できるケースも多いです。

売却する場合には、買取店によって査定基準が異なり、単価も高額なため店によって金額差が出る可能性が高いです。より専門知識に長けた買取店を利用することが高く売るためには重要です。

大切なバーキンの売却を検討されている方に、少しでも参考になれば幸いです。

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