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ホビーやアニメ関連、アイドルグッズなどの中古販売・買取をしている全国チェーン「まんだらけ」が今月OPENさせたお店が「値札無しの全商品価格交渉型」とあって話題になっています。

値段交渉ありきの価格設定自体は中古品業界において決して珍しいことではありませんが、大型チェーン店で全商品に値札無しというシステムを導入したのは初めてかと思います。

今回はこのニュースから、実際に中古品の値段や仕入れ値はどれくらいか?などを交え、値段は交渉制のみという「まんだらけ なんやが成功するのか?」などを考察していきます。

10月1日にOPENした「まんだらけ なんや」中野ブロードウェイ店

まんだらけはすでに中野ブロードウェイ内に20店舗近く出店していますが、今月初めに「まんだらけ なんや」というお店を新しくオープンさせました。

この店舗では、各ジャンルごとに区分けされているまんだらけの他店舗と異なり、まんだらけが取り扱いするすべての商品ジャンルを取り扱いしています。

他店で店頭に並ばなかった品や、価値がつけられないような珍しい品などを中心にラインナップしているようで、コンセプトは「謎のお店」です。

値札は無し!店員と値段交渉して成立すれば購入可能

一番の特徴は「どの商品にも値札がつけられていない」という点です。

従来の店舗のように値段は定められておらず、買いたい商品があれば店員と値段交渉をおこなって成立すれば購入できるシステムです。

日替わりでスタッフだけでなく商品も入れ替わる

まんだらけ なんやの営業は施設内のまんだらけが日替わりで担当するようになっていて、日によって商品も違えばスタッフも変わります。

どの程度商品が入れ替わるのかはさておき、日によってお店の中身がガラッと変わるというのも新たな試みの一つです。

価格交渉のみというスタイルには様々な意見が

実際に値札をつけないというお店のシステムには様々な否定的な意見もネット上には見られました。

いくつか掲載させていただきます。(※正直、肯定的な意見はほぼ見当たりませんでした・・・)

そもそも交渉がめんどくさいと感じる方はかなり多そうです。

この手の中古品の仕入れ値について

上の意見の中でも「下限のリミット」という言葉が出ていましたが、中古品の値段のリミットは当然仕入れ価格です。

仕入れ値を割ってしまっては利益はゼロです。だがしかし仕入れ値近くまで値引きしてくれるかというと、それもありえません。

品物の価格帯にもよりますが、仕入れ値分(買取価格)の倍くらいの値段をつけて売っているところがほとんどだと思います。

まんだらけのようなホビー類全体的な仕入れ相場はわかりませんが、リユース業界全体でみると「仕入れ値の平均は売値の30%程度」が相場だと思っています。

300円で買取して⇒1,000円で売る⇒利益700円

中古品の業者の利益はシンプルに言えばこれだけですので、値引きすればするほど利益は薄くなっていくため必ず下限が存在します。

高額な品物であれば、仕入れ値80%などの場合もありますが、最低でも数十万円などを超える品でないと仕入れ値80%ではほぼ利益がなくなってしまいます。

高級ブランド品など仕入れ値はおよそ50%程度のジャンルもあれば、本や漫画のように仕入れ値が10%程度のジャンルも存在しますので一概には言えませんが・・・

いずれにせよ利益のラインは必ず存在するので、まんだらけ なんやでも交渉で下げられる限度が少なくともおおまかには設定されているはずです。

珍しい中古品の相場なんてあってないようなもの

中古品販売のお店にとって「相場がしっかりしている物などごく一部」といっても過言ではありません。

よほど中古でも人気の高い有名ブランドバッグや、ロレックスなどの誰もが知っている高額品やお宝でない限り、正直「相場」というものはあってないようなものです。

少なくともまんだらけの「他店で店頭に並ばなかった品」に関しては、そうした相場がほとんどないような品なのではないか?と思わざるを得ませんでした。

値段は交渉のお店ってお客さんにとってメリットはあるのだろうか?

どうしても否定的な意見になってしまいますが、、、

そもそも「“値段の付いてない品を買いたい”って言ってくるお客さんに対して安く売るなんてお店はありますか?」っ思うんですよ。

物を買うかどうかというのは「価格ありき」じゃないとおかしくなると個人的には思っています。

買い物とは財布と相談して、その品にその金額の価値があるかどうか判断しておこなわれるのが普通です。

もし値札のない品物を購入するなら最低限相場を知っておかないとダメ

中古販売のお店というのは絶対にできるだけ高く売りたいはずです。(※中古に限らずですが新品には定価があるので・・・)

それに値段が提示されていないとなれば、自分自身でその品物はいくらくらいだろうな。という相場感を知っておかないと絶対に損をすると思います。

お店としてもこれよりは下げられないという下限があるはずですから、今回のまんだらけのニュースを見て、正直こんなシステムはお客さんにはメリットがないだろうと感じました。

そもそも中古品販売のお店って、家電量販店以上に気軽に値下げ交渉に応じてくれるところも多いですし、値札があっても交渉するという人も多いと思います。

もし今回新しくオープンした「まんだらけ なんや」に出品されている商品は全て、在庫として余っていてタダでもいいからもらってほしいくらいの価値の品だというなら話は別だと思いますが・・・

今後このお店が成功するのかどうかは個人的にも気になるところです。

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