ブランド品っていったいどれくらいで売れるのか?気になったことはありませんか。
せっかく新品で買ったブランド品の売値がめちゃめちゃ安かったらいや・・というか損した気持ちになりますよね。
個人的にリユース業界に携わっていることもあり、今回ハイブランドの各種リユース率の状況を独自に調べてまとめてみました。
要するに“同じ値段ならヴィトン買うよりシャネルのほうが売るとき高くていいよ~”的な情報を掲載しているので、損をしないようにブランド品買うときに役立ててください!
正直売ることを考えてブランドを購入するのならば「ヴィトン」「エルメス」が最強だと言えます。
特にエルメスのバーキンなどはほとんど値段が下落しない資産ともいわれています。
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このページの目次
人気高級ブランド別リユース率調べ
実際に「中古でも定価に近い値段で売れるブランド」から「中古となると値段がまったくつかないようなブランド」まで幅広くありますが、同じハイブランドでもブランドごとの傾向などをかなり辛口めに批評していきます。
ここではブランドごとに「平均的なリユース率(定価の何%で買取できるか)」という指標で比較しています。さっそく順に紹介していきます。
Louis Vuitton(ルイヴィトン)
(photo by Prayitno)
平均リユース率:40%
【ブランド評価】
日本でも大人気のブランドとあり高めの買取率を誇る。ですが人気なのはほとんど「バッグ」だけ、アパレルもまあまあ人気がありますが、時計やジュエリー類は全然人気がない。定番トート「ネヴァーフル」なんかだと平均リユース率70%くらいいく。
ヴィトン製品の売値や相場などはこちらでも詳しく記載しています↓↓↓
CHANEL(シャネル)
(photo by A♥)
平均リユース率:40%
【ブランド評価】
女性の憧れという地位を不動のものにしているシャネルはヴィトンと並んで中古業界でも二大巨頭。なんだかんだでバッグの作りもしっかりしていて、良質な革素材を使用し傷みにくい点も買取業者から好かれるところ。最近ヴィンテージシャネルといって古いシャネルも価格が急騰しているので今買って寝かせるのも吉。
PRADA(プラダ)
(photo by Sakena)
平均リユース率:20%
【ブランド評価】
あんなナイロン製でここまで人気が出たことは評価する。その分素材も安く傷みやすい商品が多いことから売るときの値段は安い。作りが雑なことでも有名で、新品なのにロゴプレートや細かな点に粗があることもしばしば。バッグの金具なども雑で研磨が甘い、偽物のようなものも普通に市販されている。
Dior(ディオール)
(photo by Thomas Leuthard)
平均リユース率:20%
【ブランド評価】
バッグのラインナップがとにかく古い、時代に合っていないものが多数。最近では改善されてきているが、それでもまだデザインが古い(ダサい)ため中古となるとより人気が低く査定も安い。使い勝手の悪いバッグが多数ラインナップされている、少し時代遅れなのではないか。
Gucci(グッチ)
(photo by fervent-adepte-de-la-mode)
平均リユース率:15%
【ブランド評価】
そもそもバッグがまったく評価されていないブランド。有名ブランドはバッグが主力なのに致命的なほどバッグの定番商品がない。キャンバス地の素材も多くダメージも負いやすく、価格帯が安いものが多いのも中古で伸び悩む理由。並行輸入品が大量にあるので買取業者からみても希少性は皆無だ。
BVLGARI(ブルガリ)
(photo by Yoshikazu TAKADA)
平均リユース率:20%
【ブランド評価】
ジュエリー類は良いが、ほかのものは平均以下という感じ。かなり高額な品物も多いが、案外壊れやすいので扱いには注意が必要。とにかくジュエリーは高額で買い取りしてもらえる、色石系も普通は安いがブルガリなら大丈夫。セルペンティという蛇のラインナップが異常に高く売れる。
Cartier(カルティエ)
(photo by Terence Voller)
平均リユース率:30%
【ブランド評価】
リングやバングルなどその他ジュエリー類に関しては高級ブランド内でもトップクラス地位を確立している。時計もまあまあな人気で、レディース用時計はそこそこ高値で売れる。財布やバッグなどの製品はほかのブランドよりも査定が安いほど人気がない。ジュエリーにかなり偏っている。
TIFFANY(ティファニー)
(photo by FaceMePLS)
平均リユース率:20%
【ブランド評価】
女性へのプレゼントの王道、プレゼント支持率No.1ブランド。バッグや小物は人気ないが、アクセサリー類はかなり高評価。シルバーアクセでもそこそこ売れるのはここくらい。プラチナやダイヤモンドならなおよし。ダイヤの石のクオリティはこの中のブランドでは一番で、ブランド関係なく宝石としても価値が高い。
COACH(コーチ)
(photo by slgckgc)
平均リユース率:10%
【ブランド評価】
このあたりのブランドに関しては売ることは考えないほうがいい。並行輸入品・アウトレット大量の安売りがされていて中古安くとも買われない。買取業者でも売れないコーチの在庫はどこも抱えているはず。それくらいのブランドです。買取不可にされる場合も多数。100円とか言われるかも。
Hermès(エルメス)
(photo by Martin Abegglen)
平均リユース率:50%
【ブランド評価】
バッグというジャンルにおいて圧倒的ブランド力を誇るエルメス。バーキンとケリーなら買取率100%越えすら珍しくない。それほどまでに需要があり、世界中のセレブたちが求めている。バーキンを持っていれば数百万の買取は確定と言っても良いほど。他の商品は大したことないが、バッグに関してはすべてのブランドでNo.1。
バーキンは特別高く売れるということをまとめた記事です↓↓↓
ROLEX(ロレックス)
(photo by ryuuji)
平均リユース率:60%
【ブランド評価】
資産価値最強ブランド。絶対王者。定番モデルなら軒並み定価の80%とかでも売れる。そしてすぐさばける業者にとってもおいしいブランド。人気スポーツモデルの「デイトナ」なんかは出ればすぐに定価以上で売れる化け物商品。昔のモデルで美品なら30倍くらいで売れるケースも。ロレックスの購入はもはや安定した投資。
OMEGA(オメガ)
(photo by Shane Lin)
平均リユース率:40%
【ブランド評価】
高級時計ブランドとして世界中で人気があるがこのブランドで高く売れるのは「スピードマスター」と「シーマスター」くらい。実際デザインが微妙という声が多く、中古市場では完全にロレックスに食われている。ごく一部昔のスピードマスターなどは定価越えしているものも。でも売るなら絶対ロレックス買っておいたほうがいい。
パテック・AP・バシュロン(雲上時計)
(photo by Kamal Aboul-Hosn)
平均リユース率:50%
【ブランド評価】
超高級時計の御三家も近年はかなり値上がり傾向にあったが、中国人の爆買いの落ち着きとともに値段も落ち着いていっている。中国の爆買いの波が去ってからは、この価格帯の品物はあまり相場が変動していない。景気次第ではこの先さらに高騰する可能性もあるが、このあたりの時計を買える時点ですでに勝ち組だろうし関係ないか。
投資目的で買うなら絶対に定番商品がおすすめ
ブランド品の購入時に売る時のことを考えるのであれば、絶対に定番商品を買うのがおすすめです。そして全体的“バッグが人気のブランド”はリユース時にも値段がさがりにくかったりもします。
限定品は中には爆発的な高騰も期待できますが、十中八九は平均の買取率以下になります。デザインが奇抜なため先の時代でも受けるというのはかなり難儀です。
価格が落ちないのはそのブランドの定番モデル、そして「色は黒」。これに尽きます。
とりあえずロレックスのスポーツモデル買っておけば、いつでもそこそこの値段で換金できるし、値落ちしない安定感はあります。
確率を考えるとブランド品を投資目的で買って成功する人はかなり運が良い人ですね。