ロレックス買取情報ブランド買取キングダム

いつの時代でも、高級腕時計の圧倒的人気No.1に君臨し続けるROLEX(ロレックス)。

ロレックスは他の高級時計メーカーと比較しても「圧倒的に換金率に優れている」ことも知られています。

具体的な買取率としては「中古品の場合でも平均60%-70%」ほどは期待して良いでしょう。

今回はそんなロレックスを少しでも高く売るための方法や、売るときに知っておくべき点をすべて徹底解説していきます。

ロレックスの売却を検討されている方は是非ご参考にしてみてください。

ロレックスを売るときにもっとも重要な買取店の選び方

ロレックスは基本的に「どこの買取業者でも高く買取してくれる品物」です。

他の高級ブランドと比較しても相場がガチガチに固まっていることもあり、極端に安い金額を提示されることはまずありません。

しかし金額が高額であるため、買取店選びによって5万円程度の金額差が出ることも珍しくありません。

実際に私がいくつかの買取店でロレックスを持ち込み査定を比較した際にも、買取店によって「5万円-7万円程度の金額差」が出たため、より高く売れるお店を選ぶ必要があります。

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前回の記事「高級時計を買うならロレックス一択なワケ!ここ十年ちょっとで価値が爆上がりしている実態」こちらにリンクした内容で、今回は実際にロレックスを2点大手買取店に査定に持ち込み実際に金額の差などを検証してみました。査定に出したのは「ROLEX(ロレックス)」の人気モデル2点です。 サブマリーナー SS・緑 ※通称:グリーンサブGMTマスターⅡ SS・黒どちらも「人気の高いスポーツタイプ」に属するモデルで正規店で非常に購入が難しいため、時計店での流通相場は定価を上回っています。当時の購入価格や販売相場との差な...

ロレックスを売るのにおすすめの買取店

少しでも高くロレックスを売りたいというときに本当におすすめの買取店をいくつかご紹介しています。

ロレックスを売れる買取業者は非常に多いため、どこに売ればいいのかわからないという方は参考にしてみてください。

  1. ブランドピース

    ブランドピースバナー時計

    買取実績 5.0
    対応速度 4.5
    オススメ度 5.0
    ロレックスの買取実績抜群!
    全国8店舗展開のブランド買取店
    ロレックスの人気モデルが高く売れる!

    ブランドピースは関西を中心に全国8店舗を展開するブランド買取店です。関東には最近進出してきてまだ1店舗(池袋店)しかありませんが、ロレックスなどの高級時計にも非常に強く、高額買取の実績が抜群です。古い品よりも今人気の売れ筋のスポーツモデルなどがより高い傾向があります。

    店頭以外の「出張買取」や「宅配買取」というサービスも充実しているため、忙しい方でも手軽に利用することができます。店舗展開がメインの関西地区での販売力が高いこともあり、相場がガチガチに固まったロレックスにおいても他店以上の金額を付けてくれる可能性が非常に高いです。

    管理人のレビュー

    ロレックス二本の査定比較の記事においても、大手時計専門店や買取店を差し置いて一番高値を付けてくれたのがブランドピースです。多少在庫状況によって査定額は変わるといっていましたが、それでも他店と比較して高水準の買取であることは間違いないです。少しでもロレックスを高く売りたいということであれば、ブランドピースは非常におすすめです。

  2. コメ兵

    コメ兵の腕時計宅配買取

    買取実績 4.5
    対応速度 4.5
    オススメ度 4.5
    ロレックスの買取も抜群に強い!
    ブランド買取業界最大手
    美品のロレックスならどこよりも高く売れる!

    コメ兵はブランド買取業界最大手のお店です。全国に販売店も多くブランドデパートして幅広い展開が特徴です。コメ兵は特に貴金属や腕時計の販売に長けていて、その中でも一番人気ともいえるロレックスの買取にはもっとも力を入れているといえます。

    買取金額に関しても申し分がなく業界でも最高水準の高値が期待できます。店頭以外でも宅配買取を利用した手軽な査定もおこなえるため、実際に店舗までもっていかなくとも高額で買取してもらうこともできます。より高くロレックスを売りたい際は候補にしてみて間違いない買取店です。

    管理人のレビュー

    コメ兵はどこよりも信頼感と実績がある業界最大手です。ロレックスの買取にも抜群に強く査定も高いです。ただしここは店舗販売を前提としているため、付属品が揃っているものや状態が良い品をより重視する傾向があります。古いロレックスなどは査定が伸びない場合がありますが、状態が良い品は非常に高く買取してくれます。

  3. 銀蔵

    銀蔵キャプチャ

    買取実績 4.5
    対応速度 4.0
    オススメ度 4.5
    ロレックスに非常に強い
    老舗の買取店
    宅配買取などのサービスも豊富!

    銀蔵は都内を中心に店舗展開している買取店の一つです。ブランド全般を取り扱いしていますが、中でも高級時計の買取には非常に強く、ロレックスの買取にはかなり力を入れています。宅配買取も非常に盛んなため、高額なロレックスでも安心して査定に出すことができるという特徴もあります。

    こちらも新宿や渋谷など繁華街に出店していることもあり、腕時計の販売力に関しても文句なしです。自社で時計工房を抱えていることもあり、買取後のメンテナンス費用なども安く抑えられる点もロレックスに高値を付けれる要因です。そのため中古で状態が悪いロレックスなども得意としています。

    管理人のレビュー

    銀蔵はブランド品のバッグや財布なども取り扱いこそしていますが、本当に高値を付けてくれるのは腕時計やジュエリー類です。中でもロレックスは特別力を入れていて、実際に査定比較した際にも非常に高値をつけてくれました。ここは時計工房を自社で持っていて、腕時計の買取に非常に強いという傾向があるため、中古のロレックスを売る際には非常におすすめの買取店の一つです。

少しでも高く売りたいなら複数業者で査定もアリ

ロレックスの相場は変動こそ激しいものの、相場の情報などは随時共有されているため、業者ごとで大きな相違はまずありません。

ただし「1円でも高く売りたい」ということであれば、複数の買取店で査定を比較してみることもおすすめです。

上記で紹介した買取店は常に安定して高値が付く傾向が強いものの、中古品は一点一点状態も違いますし確実に一番高いという断言はできません。

実際に以前ロレックスを二点で査定比較した際には、買取価格が高いと思われていた「腕時計専門店の査定が案外安い」といったケースもありました。

ロレックスの場合、大きく損をするという可能性は限りなく低いですが、買取店によっては在庫状況などで随時買取査定額も変動する場合もあります。

ロレックスの買取における基本情報

ロレックスは「買取市場において一番人気のブランド」といっても過言ではありません。

同じ高級時計でも「OMEGA(オメガ)」や「TAG Heuer(タグホイヤー)」から、雲上ブランドとしてステータス性においてトップに君臨する「Patek Philippe(パテックフィリップ)」などを含めても、ロレックス以上に安定した人気があるブランドはありません。

そのため中古品であっても非常に需要が高く、買取でも驚くほど高値で売ることができます。

ロレックスの買取率について

ロレックスデイトナキングダム
(写真:デイトナはもっとも買取率が高い)

ロレックスは「人気のないモデルでも買取率50%前後で、人気のモデルなら買取率80%以上」くらいを目安に買取が可能です。

実際にお持ちの品は人気モデルの場合が多いため、平均しても買取率70%以上になると思います。

正直、ここまで安定して高く売れるブランドは限りなくゼロに等しいです。

当サイトでは別のブランドに関しても細かく解説していますが、参考までに各ブランドの買取率を比較すると以下のようになります。

  • Louis Vuitton(ルイヴィトン):平均買取率 30%
  • CHANEL(シャネル):平均買取率 25%
  • GUCCI(グッチ):平均買取率15%
  • Hermès(エルメス):平均買取率:35%
  • OMEGA(オメガ):平均買取率:40%
  • ROLEX(ロレックス):買取率:70%

このように、ロレックスの腕時計の売るときの利率はどのブランドよりも高いといって間違いありません。

ヴィンテージとしての価値も高いロレックス

ロレックスは腕時計は最新モデル以外の古い品で、もヴィンテージ品として価値が高騰している品も多いです。

有名なのは「赤サブ」や、定番モデル「エクスプローラーⅠ」のヴィンテージ品など、購入価格を遥かに上回る金額が売れる品もあります。

赤サブは定番モデル「サブマリーナー」の1965年-1975年に発売された品で「SUBMARINER」の文字の部分が赤いものの総称です。

当時の定価はおよそ30万円のこの時計が、今では平均して120万円で買取されています。

定価30万円が1,000万円以上に高騰した「デイトナ・ポールニューマン」

ロレックスのポールニューマンモデル
(写真:デイトナ・ポールニューマンモデル 引用元:hypo.physe

過去もっとも高騰した品は、人気モデル「デイトナ」の1975年に製造されたモデル「通称:ポールニューマン(※レーザーで役者のポールニューマン氏が愛用していたことから)」で、当時の定価およそ27万円ながら、現在では1,000万円以上の値が付いています。

仮に買取に出しても700万円以上は間違いない一品です。

洗練されたクラシカルなデザインから今でも人気が高く、年を追うごとに値段も高騰していき、今では当時の30倍以上という驚異的な値上げを記録し続けています。

このようにロレックスには異常なほど価値が高騰するお宝モデルも存在します。

実際に現行のデイトナも非常に人気が高く、常に定価より高い値段で流通しているモデルだといっても過言ではありません。

ロレックスが買取で高く売れる理由

ロレックスがなぜここまで高額で買取されているのか?というと人気のほかにも中古品の販売形態にもポイントがあります。

それはまず「中古品の価格が新品からほとんど落ちてない」のが一つあります。

ロレックスは常に新品の正規品は品薄状態といっても過言ではありません。

そのため中古品でも、かなり売れやすく、買取店としても「例えかなり高く買取してでも欲しい」品なのです。

  • 高級ブランドのバッグなどの場合
  • 5万円で買取して⇒10万円で売る(販売サイクルが遅いため)

  • ロレックスの腕時計の場合
  • 50万円で買取して⇒60万円で売る(販売サイクルが早いため)

簡単に言うとこういった傾向が強く、すぐに売れるため買取も高値ということが言えます。

ロレックスだけはどこの買取店も薄利多売

これだけははっきりとした理由は示せませんが、ブランド品の買取業界においても「ロレックスは高額でありながら薄利多売」といった扱われ方がされています。

こんなに高額な品でありながら「ロレックスは利益を出す品ではない※」と、何故だかそう認知されています。(※ロレックス以外の高級時計は買取価格に対して倍の金額を付けて売るなんてこともザラです)

特に人気のモデルなどの場合は「買取75万円で販売価格80万円」などといった例も多く「買取価格(仕入れ値)と売値の幅がもっとも低いブランド」であることは間違いありません。

強いて理由を挙げるとすると、ロレックスがそれだけ「すぐに売れる」ことと「ロレックスを買い求めてくるお客が多い(宣伝になる)」といったことが関係していると考えています。

ロレックスは非常に資産価値が高い

daytonarolex
(写真:特に資産価値が高いとされるコスモグラフ・デイトナ)

高級ブランド品の中でも、非常に資産価値が高いと言われるものが二つあります。

それが「エルメスのバーキン」と「ロレックスの腕時計(※特にスポーツモデル)」です。

ロレックスは近年、全モデル定価も上昇している傾向があり、それに比例して買取相場もどんどん上昇しています。

元々資産価値が高く値落ちしづらいといわれていましたが、ここ数年で爆発的に売値相場も高騰しています。

ロレックスの資産価値が高い理由としては大きく3つの理由があるとされています。

  • 古いモデルが継続的にマイナーチェンジされ続けている
  • 生産数がそこまで多くなく正規店での購入は難しい
  • 腕時計としての性能が優れている

以下の箇所ではそれらについて詳しく解説してますので、興味のある方はチェックしてみてください。

デザインが普遍的・大幅なモデルチェンジがない

ロレックスの腕時計はデザイン的にシンプルなものも多いのが特徴です。

デザインも普遍的で完成されているものが多く、今までの経歴を見ても、今後人気モデルが急にフルモデルチェンジしてデザインが一新されるなんてこともまずないでしょう。

むしろ古いデザインでもいまだに人気の高いモデルも多数存在していて、年式による相場の差も少ないです。

生産数がそこまで多くない

こんなに多く出回っていて認知されているにも関わらず、生産数がそこまで多くない点もロレックスの特徴です。

新品のロレックスを正規店で購入しようとしたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、正規店の品揃えは決してよくありません。

スポーツモデルの人気のモデル「デイトナ」「サブマリーナー」などは、これだけ多くの人が着用しているにも関わらず正規店では常に品薄状態です。

そのため正規店以外の時計店や中古販売業者に流れる品も多く、腕時計という特性もあり新品と中古品の差がほとんどありません。(※質の良い中古品や並行輸入品が多い)

性能面でもトップクラスの機械式腕時計

rolexのステンレススチール
(写真:内部機構や性能面でも高く評価されている)

ロレックスがオメガやその他高級時計ブランドと差別化されるポイントには「すべて自社製のパーツで作られている」ということが挙げられます。

実は高級時計を扱うブランドでもすべて自社製パーツで作られているブランドはそう多くありません。

基本的には「ケースは他社製」もしくは「ムーブメントは他社製(ETA製が有名)」という風にパーツを組み合わせた高級時計も多いのです。

ロレックスはあくまですべて完全自社製であることから、時計愛好家の中でも「その他の高級時計ブランドより質が良い」と評されることも多いです。

大事にメンテナンスしながら使用すれば一生、さらには次世代にわたって着用することもできます。

仮に中古品や並行輸入品などの「正規品以外の品も正規でのアフターケアサービスを受けれる」点も中古品が人気を維持しているポイントです。

保証書がなくても買取できる

ロレックスのギャランティ
(写真:ロレックスのギャランティカード)
ロレックスは偽物の出回っている数がとても多いことでも知られています。

インターネットで「ロレックス コピー品」などと検索すれば、たくさん通販サイトなどもヒットするので実際に偽物の流通数は数あるブランドの中でもトップクラスの多さです。

しかしその分ロレックス側はコピー品対策に力を入れていて、あらゆる箇所で見分けがつくよう工夫が施されています。

実際には外見をすべて模したコピー品も存在しますが、中身を空ければ一目で見分けがつきます。

基本的にバッグや財布などのブランド品の場合「保証書(ギャランティ)」自体が高い価値を持つ場合も多いですが、ロレックスの場合は保証書がなくとも原則買取可能です。

業者もロレックスの真贋に対する鑑定の目はかなりシビアですし、実際に保証書などがなくとも本物であれば、中古品も正規ロレックスでの補償を受けることができるため保証書類で査定アップする業者は少ないです。

ロレックスの各種モデルの買取相場や傾向など

実際にはどんなロレックスの腕時計が特に高く売れるのでしょうか?

具体的な買取相場やモデルによる細かい差などを解説していきたいと思います。

2017年最新のロレックスの主なモデルの買取相場

ここではあくまで各種モデルの年式がもっとも新しい品を基準に大まかな買取相場を記載しています。(※カラーや素材は限定や希少モデルではなく原則「黒」「SS素材」を基準としています。黒がない品は一番主要なカラーなど)

業者の公式サイトなどに関してはあくまで状態が最良の場合でのMAX金額を明記しているところが多いですが、ここでは「各モデルの平均的な買取相場」を記載しています。

モデル名 買取相場
エクスプローラーⅠ 45万円-55万円
エクスプローラーⅡ 40万円-50万円
サブマリーナー 55万円-70万円
GMTマスターⅡ 55万円-65万円
コスモグラフデイトナ 130万円-160万円
シードゥエラー 60万円-80万円
ディープシー 90万円-100万円
ヨットマスターⅠ 80万円-90万円
ヨットマスターⅡ 140万円-160万円
デイトジャストⅡ 50万円-60万円
デイトジャストⅡ 55万円-65万円
オイスターパーペチュアル 40万円-50万円
エアキング 45万円-50万円
ミルガウス 50万円-60万円
チェリーニ 50万円-65万円

定番モデルの中ではもっとも高く売れるのが「コスモグラフ・デイトナ」です。

状態さえ良ければ間違いなく「正規店定価より高い値段で売ることができるモデル」となっています。

次に「サブマリーナー」「シードゥエラー」「エクスプローラーⅠ」「GMTマスターⅡ」などのシリーズが続いて買取率が高い傾向があります。

スポーツモデルとドレスモデルによる買取傾向

ロレックスの時計には大きく分けて以下の二つのタイプが存在します。

  • スポーツモデル
  • ドレスモデル

全体の傾向としては「スポーツモデルのロレックスのほうが高く売れる」傾向があります。

スポーツモデルの買取について

スポーツモデルの代表サブマリーナー
(写真:ロレックスの代表モデルサブマリーナー)

ロレックスの腕時計といえばスポーツモデルというほど、ドレスモデルと比較するとこちらのほうが人気が高いです。

スポーツモデルとは高い防水性能を備えていたり、頑丈さを売りにするタイプのモデルです。。

スポーツモデルの代表的なシリーズ


  • エクスプローラーⅠorⅡ
  • コスモグラフデイトナ
  • サブマリーナー
  • GMTマスター

「ロレックス=スポーツモデル」といわれるほど代表的なスポーツモデルは買取率が非常に高く「平均しても70%以上」が目安となります。

中でも「サブマリーナー」や「デイトナ」といったシリーズは特に人気が高く、状態の良い品であれば「買取率100%前後=購入価格のまま売れる」はまず間違いありません。

デイトナの場合はそもそも正規品での入手が困難なこともあり、上の項目でも少しふれたように定価以上の価格になることがほとんどです。

GMTマスターⅡを実際に査定してもらいました

愛用しているGMTマスター2の査定例
(写真:GMTマスター2)

最新のGMTマスター2いうモデルを査定に出してみたところ以下のような結果になりました。

GMTマスターⅡの査定例


  • 購入価格:796,000円
  • ケース・色:ステンレスシルバー・ブラック
  • 購入時期・場所:2015年、ロレックス正規店購入
  • 付属品:完備
  • 状態:ほぼ毎日着用・小傷あり

このような条件で「72万円」という査定結果となりました。(参考記事「コメ兵の宅配買取で高級ブランド品5点を査定してみた!使いやすさや査定の高さを徹底レビュー」)
※記事は2017年のものですので、現在ですとさらに高値となる可能性も高いです。

特にレアものではない一般的なモデルですが、2年以上使用しても買った値段から7万円しか落ちていません。

ロレックスのスポーツモデルは総じてこのくらいの高い買取額が期待できます。

ドレスモデルの買取について

ロレックスのドレスモデル
(写真:ドレスモデルの中でも人気の高いデイデイト)

ドレスモデルには定番モデルは以下のような品です。

  • デイトジャスト
  • オイスターパーペチュアル
  • デイデイト
  • チェリーニ

こちらは現在の定価だと、ステンレスモデルの安いもので「およそ50万円くらい~」とスポーツモデルと比較すると少し安めです。

全体的にスポーツモデルほど高い買取率とはいきませんが、こちらも高級時計の中では人気がありますので査定額は30万円以上は期待できます。

ドレスモデルは買取率50%-60%が目安

定価50万円-60万円くらいのドレスモデルは状態の良いもので35万円ほどが相場ですので、いずれにせよ「定価の50%以上」の高い水準であることは間違いありません。

ドレスモデルの場合「ゴールドとのコンビ(SSと18Kが半々)」のものや「金無垢(すべて18K)」「プラチナ」や「ダイヤ入り」などのモデルも豊富なので、素材そのものの価値に左右されるモデルも多いです。

全体的にスポーツモデルのほうが人気のあるため平均的な買取率では負けますが、腕時計全体で見るとドレスモデルでもかなり高い買取率だといえます。

実際に買取に出すときに注意すべき点や査定のポイント

実際に買取に出すときに知っておくと良いことや注意すべきこと、高額査定に繋がるポイントなどを解説していきます。

ロレックスの買取での傾向としては正直以下のような状態でも買取可能です。

  • 付属品一切なし
  • モデルも古く状態も悪い

しかし少なからず査定にマイナス評価になる部分もありますので、そういった点をこの項目では詳しく解説します。

付属品の有無による査定の差

ロレックスの腕時計付属品
(写真:ロレックスの付属品すべて)

ロレックスの腕時計の付属品は上記の写真の品がすべてです。

ロレックスは付属品がなくとも売れるといいましたが、少しでも高く売りたいのであれば付属品が揃っているに越したことはありません。

特に以下の二つは査定への影響が大きいです。

  • ステンレスベルトの予備用のコマ
  • 純正の化粧箱

これらが全部あるかないかでは「5万円程度査定が変わる」可能性も高いです。

ロレックスのベルトのコマは1個1万円する

ロレックスの純正のベルトのコマは1つ1万円します。

実際買取におけるリユースを考えても、コマが欠けていると次に使用できる人はコマを足す必要があるかもしれません。

そのためロレックスを売るときにはコマは絶対に揃えておきたい付属品です。

新品で買ったときにサイズ調整で取り除いたコマは必ず保管しておくように渡されていますので、ない方は探してからのほうが高額査定に繋がります。

純正の化粧箱に関しても1点で1万円近くする豪華なものになっているので、あわせて揃えてまとめて査定に出すのが少しでも高く売るポイントです。

革ベルトはオリジナルのものか注意

稀に革ベルトをロレックスオリジナルのものから他社製品に換えてしまっている人がいます。

革ベルトはステンレスよりも消耗が激しく、傷んできたら新しいものにする人も多いためあとから別の革ベルトを装着して使用していることも多いです。

ですがロレックスオリジナルの革ベルトも残っているなら必ず一緒に査定に出しましょう。

仮にボロボロになっていたとしてもあるだけで数万円プラスになります。

ロレックスの場合は「フルオリジナルの状態であるかどうかも大きく査定に響く」ポイントです。

壊れた品などどんな状態でも買取してもらえる

ロレックスの腕時計はかなり破損がある品物でも買取できる場合も多いです。

当然状態の良い品物と比較して、大幅に査定が落ちることは否めませんが「ベルトなしケースだけ」「ケースもなく文字盤のみ」なども買取した例があり「偽物でなければどんな状態でも売れる」といえます。

腕時計は機械なのでパーツさえ補えば壊れていても再利用できる可能性が大いにあります。

そのためレアものであればあるほど「文字盤のみ」などパーツだけ需要も高いです。

破損がひどい一般的には「ジャンク品」とされてしまうものにも、ロレックスならば数万円から数十万円の値段がつくことを珍しくありません。

オーバーホールの正規納品書で査定が上がるかも

ロレックス正規でオーバーホールを過去にしている場合は、その際の「請求書or納品書」があったほうがプラス評価になる可能性があります。

というのもこれはないと「オーバーホールが必要」と判断されてしまうので、買取後のオーバーホール費用が実質査定額から引かれてしまいます。

そのため比較的最近オーバーホールしたという証明書になる書面は合わせて査定に出したほうが2万円-3万円程度プラス評価となります。

しかし社外で安くオーバーホールをしてしまうと、中の部品が一部純正品でない場合もあります。

そのため社外パーツを確実に使用していないと証明できる「正規ロレックスのオーバーホール証明書」でなければ意味がありません。

査定交渉の際に注意すべき指摘箇所

大手の業者ではほとんど例がありませんが、中には交渉時に査定を安くしようと悪質な対応をしてくることもあります。

そうした業者は素人にはわからないような箇所の不備を指摘してきて、査定を下げて提示してくるケースが多いです。

多い事例はロレックスのモデルに搭載されている「デイト機能(カレンダー機能)」に関することです。

その中の一部に12時ぴったりに日付が変わる「デイトジャスト」という機能がありますが、これは長い間オーバーホールしていないとずれることがあります。

しかし悪質な業者はこれを“故障しています”などと言ってきて故障品として査定してきます。

新しくオーバーホールすると直る程度のもので正確には故障ではありませんが、こうした点に付け入って査定を下げようとする悪質な業者もいますので注意しましょう。

まとめ

ここではロレックスの買取にまつわる情報をすべて徹底的に解説していきました。

ロレックスの腕時計はブランド品の中でも特に買取で高く売れる品の一つです。

中古の古い品であっても、ひどく壊れてさえいなければ、確実に数十万以上の査定は付くといっても過言ではないほどです。

売却される際には、納得いく値段で手放せるよう、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

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